中堅航空会社のスカイマークが新機種導入にあわせて発表した新しい制服が論議を呼んでいます。
スカイマークは、エアバスA330を国内で初めて導入するのにあわせて、期間・路線限定で客室乗務員をミニスカートの新しい制服で搭乗させると発表しました。
「目立つように広告の一環として用意した」(スカイマーク 西久保愼一社長)
あくまで宣伝と強調するスカイマークの西久保社長。しかし、客室乗務員の労働組合からは、保安任務に支障が出るおそれがある、迷惑行為を誘発しかねないとして、スカイマークに再検討を求める声明が出されています。
「本人が着たくないという人には着せません。広告の一環として用意したキャンペーン服が、かなり歪んだ解釈をされて非常に残念」(スカイマーク 西久保愼一社長)
規制緩和第一号として16年前の98年7月に参入したスカイマークですが、最近はLCC=格安航空会社に押され、今年度は5年ぶりの営業赤字に転落する見通しです。
この制服が使用される5月以降の羽田-福岡線は予約が好調とのことですが、国土交通省は、「客室乗務員に対する迷惑行為が発生した場合には、毅然とした対応を取るよう、スカイマークに求めていく」としています。