そもそも日本の多くの企業が海外に進出したのは、バブル崩壊後の大不況の中で、安価な商品しか売れないという状況があったために、より安い人件費を求めて海外に進出したはずだ。
それは日本国内の消費者、つまり日本国民のための行動だったはずだ。
しかし新興国はもはや生産から消費へと経済が進展し、そのためにエネルギー資源の急速な高騰が始まってしまった。
そして日本国民は、低賃金・過剰労働・物価高に見舞われ、その困窮の度合いはバブル崩壊後の大不況時以上のものになりつつある。
いつしか企業は自らの利益のためだけに、大暴走を始めてしまってはいないだろうか?
日本企業の経営陣に告ぐ!
世界的な大企業であるトヨタ自動車でさえ、株主比率は3/4は国内株主であることを忘れてはならない。
株価がマーケットの嫌がらせに会い、依然低迷する中でも、株を投げることなく経営陣を応援してきたのは誰か。
本来の目的を忘れた暴走は、必ずや国民の支持を失うであろう。
誰のための企業か、もう一度思い出すべきである。
日本国民を豊かにするという大義名分があったこそ、今の日本の大企業はここまで成長してこれたのである。
今こそ日本の大企業は、日本国民にその恩返しをすべき時である!
国内回帰!
内需拡大!
に全力を尽くす時がやってきたのだ!