インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」の大手取引サイトの運営会社が経営破綻しました。
経営破綻したのは、取引サイトを運営する東京・渋谷区の「マウントゴックス」で、28日、民事再生手続きの開始を東京地裁に申し立てました。
マウントゴックスによりますと、顧客から預かったり、会社が保有したりしていた85万ビットコイン=取引を停止した25日のレートでおよそ114億円分のほぼすべてが無くなっていました。さらに、取引のために顧客から預かっていた現金もおよそ28億円不足しているということです。
債務超過の額はおよそ26億円で、債権者は世界で12万7000人、日本人はそのうち1000人程度だとしています。
「(預けたのは日本円で)1500万円くらい。多分、お金は戻らないと思います」(マウントゴックスで取引していたという男性)
マウントゴックスは、システムが何者かに不正アクセスされ、コインや現金が盗まれた可能性があるとしていて、捜査機関への刑事告訴を検討するとともに、顧客に対してはコールセンターを設置し、対応するとしています。
コールセンター 03-4588-3921
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