米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は量的緩和策について、経済情勢を見極めながら今秋に終了させるとの基本的な考えを改めて強調した。一連の発言に目新しさはなく、反応は限られた。ただ、最近の米経済指標の軟化の要因は一部天候によるものだとしながらも、どの程度の影響かは確認に時間がかかるとの見方を示したため、米経済の先行き不透明感は残った。
一方、政情不安が続くウクライナは、新政権が発足するも緊迫状況は続いている。米経済成長懸念やウクライナ情勢の不透明感を受け、当面ドル建て金は堅調に推移しそうである。
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中川
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