61番目の男さんのブログ
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バリュー株投資と成長株投資を考える。
私は当初はテクニカル分析派だったのですが、最近だんだんとファンダメンタル分析の比率が増しているかなと感じています。というのも、テクニカルでの理由付けというのは株を買う理由としてあまりに脆すぎるのではないか、と思ったからです。株はみんなが欲しいと思ったら上がります。みんなが欲しいと思うには、ファンダメンタルによる強い理由があった方がいいのは言うまでもありません。例えば昨年末のウェザーニューズの業績上方修正とかですね。
さて、ファンダメンタル分析を大雑把に分類すると、バリュー株投資の観点と成長株投資の観点の2つがあるみたいですね。私なりにこの2つを解釈すると、
バリュー株投資:貸借対照表を元にした投資
成長株投資 :損益計算書を元にした投資
となります。要は、前者は会社の価値に比べて割安なので投資するということで、後者は会社の利益が今後伸びるはずなので投資する、ということになります。(まあ実際はもっといろんな要素があるとは思いますが)
ここまで考えた時、私の今までの投資方法にバリュー株の観点は全く無かったな、と気付きました。それは何故かというと、バリュー株に投資したところで今後株価が上がる(会社の価値と同じ株価に戻る)という保証がないからです。みん株の日記の初期のころに書きましたが(※)、私が株式投資を始めてから考え続けたのは「上がる理由」であり、株価が割安であることは上がる理由ではないのです。
(※)http://minkabu.jp/blog/show/24259
またバリュー株が本来の価値にいつか戻ると仮定しても、実際いつ戻るか分かりません。これも大きな問題です。資産が多い人ならたくさんのバリュー株に投資して何ヶ月も何年もじっくり待てるでしょうが、資産が少ないとそんなことはできません。結果としてバリュー株はスルーすることになります。もし買ったとしても、逆張りな買い方になりますから、短期的な下げにいらついて損切りしているでしょうね(^^;
結論としては、やはり成長株、別にウォーレン・バフェットが選ぶような独占的な企業じゃなくてもいいのですが、少なくとも来期の売上や利益がとんでもなく上ブレした銘柄などを買うのが、私に合ったファンダメンタル分析の一つのやり方だと考えています。
というわけで、つらつらと当たり前のようなことを書いてみました。まあ自分の中の考えの整理ですかね。ちなみに例の「有望株の選び方(鈴木一之)」では、シクリカル銘柄への投資もファンダメンタル分析の1つなのだそうです。ご参考まで。
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>私に合ったファンダメンタル分析の一つのやり方だと考えています。
いろんなものに触れて、自分に合ったものを探すのってたいへんですよね(^^ゞ
おそらくすべての分析が正しいわけでもないとおもっています。ファンダメンタルもテクニカルも行動心理学もどれかに重きをおくことは大切なのかもしれないですが、
そのいいとこどりの柔軟性って個人投資家だからできることかもしれないですね(^^ゞ
ファンダメンタルもテクニカルも
実は機関投資家に勝てるわけがないと
私は考えるようになってから、
投資が楽しくなりましたよ(*^^)v
自分に合ったものを探すというか、私の場合は「自分が納得できるものを探す」という感じですか。確かにファンダメンタルとかテクニカルとかいろいろあるのですが、そのやり方が自分で納得できなければ長続きしませんからね。
まあ機関投資家はTOPIXに勝つか負けるかという別の目的があるので・・・個人投資家としては、元金保証の資金運用(国債)の利回りより勝てれば勝ち、で十分かと思います。でもそのくせに欲は無限にあるのが困ったもんですが(^^;