ヾ(゚▽゚*)ノこんばんは♪ 昨夜の黒田マジックから一夜明けた今日の相場はイマイチでした。まぁ追加緩和ではないので、持続的な上昇材料とはなりませんでしたね。
そんなわけで相変わらず方向感に乏しい値動きが続いているわけですが、今日は(米)FOMC・議事録公表(1月28日~29日分)が予定されていますので、それについて簡単にまとめていこうと思います。
とりあえずポイントとして思いつくのは、タイトルにも書いたように失業率ですね(b´∀`)ネッ! これまで、6.5%が利上げ検討の目安として検討されていましたが、前回の(米)1月雇用統計では6.6%とほぼ基準値並になっています。数字だけを見ればすでに閾値に近づいているため、利上げの検討を始める必要がありますが、経済状況を考えるとまだまだそんなことは不可能です。
一応、12月のFOMCでは失業率6.5%のほかに、「予測されたインフレ率が長期的な目標である2%を下回り続けるようであれば、ゼロ金利政策を維持することが適当である」とフォワード・ガイダンス(政策見通し)を強化してはいますが、流石にこういった状況になってくると6.5%という数字が形骸化し過ぎですし、基準として適当なのかという話になってきてしまいますからね。
したがって、そろそろこの失業率基準を調整(変更)していく議論があったのではないかということが、市場関係者からは期待されています。
まぁすでにゼロ金利政策は少なくとも2015年まで続くとFRB発表しており、この基準がすでに意味をなさないとはいえ、やはり具体的な数字として設定されている以上、急に利上げが議論されることも可能性としてはゼロではないわけで、そういった意味で基準値を変更して欲しいという市場の意向があるようです。
というわけで、この失業率の基準値を6.5%から6.0%に引き下げるような議論がされていれば、市場はそれなりに好感して特に株高となりそうです。やはりそうなると安心感が出てきますからねε-(´∀`*)ホッ
わかりやすくて大きなポイントとなりそうなのはこんなところでしょうか。もちろんこの他にもFRBのアメリカ経済に対する見方など、経済状況をどう考えているのかといった点には注目しておきたいところです。楽観的な議論がなされているようであれば市場にはプラスに働きますが、逆の場合はまた一段と上値が重くなりそうです(´□`;)
う~ん、大体こんな感じでしょうか。エコノミストの中にはバーナンキ時代のモノなので、あまり注目されないのではないかとの声もあったのですが、やはり大きなイベントですのでトレードする際などは特に気をつけて見ておくべきかと思います。
それではここからは昨日今日のドル・円相場について振り返ってみましょう。昨日の海外市場は、1ドル=102.20~102.60円台で全体的にやや軟調な値動きとなりました。欧州市場では、黒田総裁の記者会見で目新しい材料がなかったことや、米長期金利(10年債利回り)も低下していたことなどからジワジワと値を下げました。その後、欧州株が上昇したことでドル・円も高値圏まで上昇しましたが、伸びきれず再びジワジワと値を下げながらNY市場へ。