株式動向

投財堂さん
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上昇基調復帰はまだ早い?


日米の株価が大台を回復、市場では早くも株価は上昇基調に復帰したとの声が出てきているが、どうか。

 株価回復の要因は、市場心理の改善だ。米FRBによる米大手証券ベアー・スターンズの実質的な救済や、米欧の銀行の損失計上が市場の予想の範囲内にとどまったこと、資本の増強が進んだことで金融不安が後退。一方、米国景気についても景況感指数や小売売上高、雇用統計などの結果をみて、景気後退との見方が後退、年後半から回復するとの見方が増えてきている。

 だが、各経済指標の結果は、予想ほど悪くはなかったということだけで、改善の兆しが出てきたわけではない。4月の米雇用統計は、市場予想を上回ったが、製造業や建設、小売りなどの雇用状況は減少したまま。住宅価格の下落はなお続いているうえ、商業用不動産の悪化はこれからが本番。昨年8月、株価急落のきっかけとなったABCPの発行も再び減少に転じている。

【株式動向】上昇基調復帰はまだ早い。下振れリスクにも注意を
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