東京証券取引所に上場している3月期決算企業の2013年4~12月期決算発表が7日、終盤を迎えた。SMBC日興証券の集計では、6日までに発表を終えた東証1部(金融を除く)803社の純利益合計は前年同期比2・1倍の13兆330億円で、過去最高だった07年4~12月期(最終で計16兆円余り)を上回るペース。円安の追い風を受けた業績回復が、あらためて確認された。
ただ、内需関連の一部業種では円安が輸入原材料価格の上昇を招くなどして業績の重荷となり、明暗を分けた。
製造業の純利益の合計は前年同期の2・8倍の7兆7600億円となり全体をけん引した。