FOMCサプライズ後の利食いに警戒!

今日から早番シフトで朝4時台出勤です。ですので、明け方発表されたFOMCバーナンキ議長の会見からの動きはリアルタイムでしたね。もちろん休憩中の時々ですが…

そして、夕方に帰宅してブログを書いていますが眠いですZzz

●サプライズ!

遅かれ早かれ実施されるテーパリングの"現状維持か?"、"実施か?"に注目が集まりましたが、結果は月額100億ドルのテーパリング実施となりました。

一応、「テーパリングって何?」と言われる方の為に大雑把に解説しておきます。リーマンショック以降冷え込んだ景気回復の為にお金をじゃんじゃん市場に出しています。当然、景気が回復してきたらそのお金を回収しないとインフレやバブル発生など思わぬ悪影響が及びます。そこで、市場に出したお金を徐々に回収するのテーパリング(緩和の縮小)です。

実際のところ、バーナンキ議長の任期が1月までですから、この時期に実施発表との見方に慎重論もあったためそういった意味ではサプライズと言っていいと思います。

●テーパリングで終わらなかった

今回、テーパリングの実施が決まったので、まずは大方の予想通りドル買いに傾斜しました。昨日のブログでも書いたのですが、これまで株式市場(ダウ)ではテーパリングの実施について警戒感を示していたので、実施が決定されるとダウが下落するのではないかと言われていました。

しかし、今回のバーナンキ議長の会見の中身で、「ゼロ金利は相当期間維持する」との内容が盛り込まれていました。このことが株式市場に安心感を与えダウが上昇、ドル買いに拍車をかけることになりました。

●一気に沸騰!

ポジティブなサプライズとなり、約5年2カ月ぶりの104円台となりました。こうやってみると一気に沸いた為替相場ですが、すぐ先にはクリスマス&年末が控えています。当然、この時期は参加者も少なくなりますからポジション整理の利食いが出ることが予想されます。既に目標は105円に向いていますが、このような状況下ですから更なる上値を目指すには少し重たいような気もします。
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