しかし、発表後のNY株の大幅上昇は予想通り。
さて、QE3緩和縮小(=テーパリング)の内容
①債券買い入れ 850億ドル→750億ドル
②モーゲージ債 50億ドルずつ縮小
(ともに2014年1月から)
そしてここが肝心、
政策金利の引上げの基準となるフォワードガイダンスに
「インフレ率が2%を下回る場合は、
失業率が6.5%を下回ったとしても低金利を維持する」
という表現を追加した。
緩和縮小はする(=ドル買い=ドル円上昇)けど
フォワードガイダンス強化によって
金融緩和はかなりの期間継続することを示した。
それを好感してNY株が大幅上昇(イベント通過もある)
さあ、これからはじまる東京市場。
今週中に1万6000円突破もありうる。
利食い売りで押せば、そこは押し目買いの場。
かなり高い水準だが買い遅れている場合はやむを得ない。
そして来週26日(木)にはNISAが開始する。
NISAの初年度投資額予想は5兆円。
さらに証券口座で一時待機している資金が11兆円。
しめて16兆円の個人投資家の買い余力。
それを先回りしての買いは、
今週火曜日から既に始まっていることになる。
FOMCが通過するまでは、
なかなか主力に手を出しづらかったため、
新興株・小型株がにぎわっていたが、
ここからは資金の大移動に注意しておく必要がある。
主力が強含み、新興が弱含むことも多いに考えられる。
既に大きく上昇している銘柄が弱含む場合は
早めに見切って乗り換えるに限るだろう。
もう既に新しい相場は始まっているのだから。
今日夕方18:00~の安部総理の経済成長戦略講演に
海外勢は期待して先回り買いをしているらしいが、
次のテーマは何となるだろうか。
いずれにせよ、ここからの上昇相場を楽しもう。