金【1,200ドル割れを想定】

週明け9日の東商金日中取引は、先週末の米雇用統計の改善を背景に為替市場が円安・ドル高に振れている事から、手仕舞い買いが先行し、中心限月10月限は前週末比39円高の4,077円で始まった。その後は、為替相場とNY金時間外取引を眺めながら、始り値を挟んでの揉み合いが続き、中心限月10月限は前週末比34円高の4,072円で取引を終えた。

本日の東商金夜間取引は、(20:00)独10月鉱工業生産の発表程度しか注目する経済指標が無く、日中取引と同様に為替相場とNY金時間外取引相場を眺めながらのレンジ内の取引が続くと思われる。先週末の米雇用統計の結果を受け、来週の17日~18日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)での、量的緩和縮小開始時期に対する思惑が交錯する展開か?

NY金は、米雇用統計や主要経済指標の改善を背景に、緩和策解除の脅威が強まっている事から、ここから更に下落する可能性がある。1,200ドル割れを想定して取引に臨む事が賢明と思われる。


夜間取引レンジ 4,035円~4,109円  

池末


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