記事によると、二十六世観世宗家と、能の稽古を20年近く続ける内田樹(たつる)・神戸女学院大名誉教授が、観阿弥生誕680年、世阿弥生誕650年の節目の年に能を見たことのない人でも読み物として楽しめる一冊を出版。
能の歴史、能舞台の仕組み、極限までそぎ落とした能の美学など、立場は違えどもそれぞれ能楽を実践する立場からアプローチ。対談では、能を入り口に日本文化について大いに語り、松岡心平・東京大大学院教授も加わっての鼎談(ていだん)も読ませる。観世宗家に伝わる面や装束などカラー写真も多数。巻頭に今年1月5日付本紙に掲載された著者2人の大型対談も掲載とのことです。
内容紹介
初めてでも能がわかる!楽しめる!開眼の書
とかく難解で敬遠されがちな「能」ですが、謡曲名作選や入門書は多々あれど、本質的な魅力をわかりやすく伝える本はほとんどありません。
そこで武道家・思想家として今もっとも注目される内田樹氏が、観阿弥・世阿弥の直系にして最大流派である能楽観世流の二十六世宗家・観世清和氏との対話を通じ、「能」の本質的魅力を広くわかりやすく伝えるのがこの本です。
今年は観阿弥生誕680年・世阿弥生誕650年にあたり、記念公演や展覧会などが多々予定されています。能を観たことがない方も、難しいと敬遠してきた方も、この本をきっかけにぜひ能楽堂に足を運び、親しんでみてはいかがでしょうか?
「能は日本文化の原点」と語る観世宗家、その観世流で能に“はまる”こと稽古歴17年の内田氏。目からウロコの「能」体験を、ぜひこの一冊で!
【編集担当からのおすすめ情報】
日本の伝統芸能のみならず、美意識そのものの原点ともいえる「能」。この本を編集させていただいたおかげで、能楽だけでなく美術や文学など、あらゆる日本の伝統芸術に対する理解がずっと深まりました!
「能」は観るだけではなく、やってみるとさらに楽しいもの!です。 タッキー&翼の今井翼クンなど、若手アーティストにもお稽古をする人が増えています! よく分からなくてもとにかく一度、観てみよう、謡ってみよう、舞ってみよう、そんなふうに「能」への扉を開いていただけると嬉しい限りです。
能はこんなに面白い!
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