雇用統計から逆張りを狙う!

今日は仕事がお休みなので朝から動きを見ています。ジリジリドル買いが進んでいますが、これは雇用統計への期待感とみるより単なる買い戻しの範囲のように思えます。

●3日ぶりの反発

今週は年初来高値への期待もありましたが、一旦調整売りがはじまると連鎖的に売り一色となり上値が重い展開となりました。そんな中、日経平均株価は前日比122円37銭高の1万5299円86銭と3日ぶりに反発して取引を終えています。ドル円市場も101.70~80円で始まった今朝でしたが、ドルが買い戻され102.10~20円まで上昇しています。

●いよいよ雇用統計発表

今日は最も注目される雇用統計が発表(22:30)されます。市場予想は非農業部門雇用者数が18.5万人増、失業率が7.2%です。雇用統計はテーパリングの判断材料となる指標だけに結果が注目されますが、前哨戦となるADP全国雇用者数は前月比21.5万人増と強い結果が出ていますので、今日の発表も強いものになるのではないかとの見方が強まっています。

●反落の危険性も…

予想通り強い結果となった場合は米国経済の回復が確認されドル買いが進行、103円を回復する確率も高いと思われます。しかし、同時にテーパリングを警戒した株安の側面もあるため、上昇から一転し反落する可能性も残ります。"景気の回復"と"テーパリングへの警戒感"どちらの思惑が強くなるが動向が注目されます。

もちろん、心配な要素はこれだけではなく週末によるポジション調整です。既にここ最近の過熱感からのポジション調整は終わったように見えますが、今週は調整が進んだことによりドル買い基調が後退していますから、一旦ドル売りに傾斜すると下値の幅を拡大する危険性も考えられます。

このように動きが予想しにくい展開であるだけに発表直後のトレンドをまずは見て、ピークから反転したところを狙う"逆張り"も視野に入れています。
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