ユリウスさんのブログ

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安倍首相の評価はかなり高い -塩野七生さんのエッセイより-

 安倍総理のことを「文芸春秋12月号」のエッセー「日本人へ」で塩野七生さんが褒めている。要点はこんなところでした。


1 安倍さんの顔がいい顔になっている。自信をもって仕事をしている人の顔だと。
→ 私心がない人もいい顔になると付け加えたいと翔年は思う。

2 答弁で「やります」と断言しているのはいい。善処しますとかやろうと思いますという人はダメ。その思いを他者に伝えるというかその想いを他者にまでも巻き込むには、やはり言語の力が必要になってくる。明快に話す人は話す当人の頭の中も明快であるはず。
→ 翔年は政治家に明確に話さない(話せない)人が多いのは、他に理由があるとにらんでいる。どうにでもとれる発言をする人は、票を気にしたり、無意識のうちに責任を取らなくていいように逃げているのだと。そういう処世術の政治家が多いのとちがいますか?

3 アメリカで行ったスピーチに対する答えはユーモアもウイットもあるという判定である。
→ 総理の答弁がに素晴らしいし、塩野さんの文章がまたいいので引用してお目にかけます。
「日本での女性活用を問われたときに彼はこう応えていた。リーマン・ブラザーズがもしもブラザーズだけでなくブラザーズ・アンド・シスターズであったらああいう結果に終わらなかったかも、と。これには議場にも笑いが広がったが、まじめなテーマをユーモアで包んで提示するやり方としてはなかないの出来である。なぜならこの答えは、女性活性化の真の必要性までもついていたのだから。」
 翔年はこの答弁をしりませんでした。脱帽するしかありません。

 

 よけいなことかも知れませんが、塩野さんは同姓のこのようなことが特にお嫌いらしい。 女性の政治家に対して
「なぜ馬鹿の一つ覚えみたいに、白や赤や黄色やピンクばかり着るのですか。原色のスーツで男の同僚たちとのちがいを示せると思っているとしたら、それだけで政治家失格。(中略)スーツの色はグレイでも違いは示せる気概は欠かせない。原色を捨てたところで、本当の勝負にでてはいかが?」
→ いやぁ、いつもながら厳しい。サラリーマン時代、目立たないようにグレーのスーツばかり着て、身を処していた自分がちょっと恥ずかしい気持ちになりました。本気で仕事をするというとは、気概をもってやっているかどうかで判定されるんですね。




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