二児のママ YUIさんのブログ

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FRB議長にイエレン氏が指名されるとドル買いになる理由とは?

10日深夜にFRB(米連邦準備制度理事会)の次期議長に、初の女性議長となるイエレン氏が指名されるとのニュースがありましたので、それを材料に円安が進んでいますね。債務不履行問題など全般的に上値が重い相場が続いているだけに、「ここぞ!」と言わんばかりの上昇だったと思います。そんなニューヨークの流れを引き継いで日本市場も上昇傾向が続いています。発表前(10日深夜)は97.20円だったドル円も、現在(10日昼)は97.80円で取引されています。ざっと60pips。この上昇に上手く乗れた方がいましたらおめでとうございます!!ちなみに私は乗っていません。…といか不参戦です(~_~;)さて、今日の話題はドル円上昇のきっかけとなったイエレン氏についてです。イエレン氏については色々なニュースで報道されていますので、なんとなく雰囲気がわかると思いますが、なぜ、このニュースで上昇することになったのか?ということについて考えてみますね。まず、アメリカはリーマンショック以降、景気はがよくありません。そのため、金融緩和という薬を投与して景気を上げようとしてきました。しかし、金融緩和を継続していると「バブル」など悪影響が生じる言われています。つまり、金融緩和という薬の副作用を危険視する声があるわけです。そのため、少しずつ薬の量を減らして健全な体質に戻そうというのが「金融緩和の縮小」です。本来、金融緩和の縮小を実施している予定だったのですが、「アメリカの景気回復が良くない」との判断からこの金融緩和の縮小を先送りにしています。この中心的な役割をしているのがFRB(米連邦準備制度理事会)です。今回、指名される見通しのイエレン氏はハト派として知られています。ちなみにハト派というのは「鳩」から来ていて、そのイメージから「穏健派」「慎重派」の代名詞となっている言葉です。逆に「強硬派」「行動的な集団」の代名詞は「タカ派」と言われています。「ハト派のイエレン氏が議長になるということは現在の金融政策を継続する」との観測が広がりで不安要素が和らいでドル円が上昇したわけです。もっとも、債務不履行問題に動きがあればそれ以上に相場が動く可能性がありますけどね。
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