、、、、以下、投資手法に関する自己コメントの保存。 備忘録として。
上昇、下降の見立てを外したらどうなるのでしょうか(--;
特に信用レバレッジが高かったら憤死ですね(^^;
全ては確率なので、自分なりの見立てがあっても、確率に応じて反対ポジも残したり、ポジションを外す(キャッシュ化)のが良いのでは?
レバレッジも市場が不安定な局面(ボラタイルな局面)ではあまり高めないほうが良いのでは?
不安定局面とは、景気回復前半、特に不良債権問題、流動性リスクが残存する時です。
(前者が必然的に不安定化するのは痛い目にあったことは強く記憶する生存本能と集団心理から、
後者が必然そうなるのは金融業の本質が長短時間差、リスク差から利益を得る商売で、短期市
場に依存せざるを得ないからであり、かつ資金循環から見て実体経済の上流にあるからです)
(株価があがり過ぎて下方リスクが大きいとき、市場全体のポジションが傾きすぎてるときも注
意)
また、もっと重要なのはテクニカル要因(確率50:50)では動かないことかなと。。。 そこで動いても中長期で見ると収益±ゼロなうえ、手数料の損を膨らますだけですからね。 確実に投資収益減耗になります。
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早めの損切りとかいうけど、早めに小まめに小さくロスカットし続けるということは、リターンも小さくなることと同義です。
しかも、こういうことをやると短期売買化せざるを得ない。
そうすると手数料による収益減耗が確実に増すことになる。
短期投資は基本、ローリスクローリターンの投資ですが、個人投資家の場合、手数料分だけ確実に損をする投資法でもあります。
ちなみに、短期投資で大きな利益を上げられるのは、マクロトレンドに即した投資行動を繰り返した場合ですが、それは結局、要所要所でしか動かない中長期投資での利益と変わらないのです。
だから、短期投資で頻繁な売買に時間を割くよりは、ひたすらマクロトレンドを分析してたほうが建設的(精神衛生上も良いし、知識や思考力も磨かれるし、視野が広がって楽しいし、手数料減耗もない)と思いますよ。
結局、金融業のように短期資金調達に依存せざるを得ないプロと異なり、個人投資において短期要因で動く意味はないと思います
個人投資家向け短期売買サービスは投資ゲーマー需要(投機家需要)しか満たせないわけですが、投資ゲーマーの総資産は上記法則により伸び悩むので、パイが極めて限られる商売、、、当たり前のことですが(ゲーム需要、気晴らし需要がある以上、商売にはなるのですが、そのパイは限られる)
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言い忘れたけど、反対ポジを残す必要があるのは、景気の山谷付近だけと思います。
でも、山では基本、残す必要無しかもです、、、なぜならピークは常に短期間で急降下だから。 ピークが短期間、急降下になるのは、みな、損や塩漬けは怖いからです。
景気山谷局面以外で反対ポジを建てるのは、マクロトレンド逆行なので損失確率高く逆噴射でしょう、たぶん。 山谷局面以外で、(資産減耗になる)下方リスクに対してなすべきは、ポジションの解除、キャッシュ化では(--;
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投資においては、大儲けすることより大損しないことが大事、と思う次第。
結局、いかに長く市場に居続けるかが、長期の投資収益を決める主因になりますから。
なぜ、そうかというと、中長期投資であれ、短期投資であれ、読み合い、分析合戦で成功し続けられる可能性は極めて低いからです。
このように投資収益率は長期的に市場平均化していく確率が高いので(世界経済もしくは国内経済の潜在成長率+アルファに収束)、投資市場に居続けられた時間×投下資金量が、長期的には投資利益額を決定付けることになるのです(投資のばくち化、大損さえなければ、長期的に投資収益がマイナス化することはない。なぜなら成長率の持続的マイナスは経済活動が存在する以上、あり得ないから)。
長期的な収益率の市場平均化は投資資金が大規模化すればするほどそうなりがち。
必然的に大規模化する年金基金においては、国内経済の潜在成長率がどうなるかは死活問題のはずなのです。 日本の場合、年金運用担当の役人にそういう認識があるか否かは不明ですが、、、(ないでしょう(--;)
(補足)中長期投資で読むべきメインは景気の山谷。 谷は長期間続くので大抵分かるが、山は基本読みにくい。 山はピーク前の6合目~8合目がアバウトに読めれば御の字です。 それ以上、正確に読もうとする行為、利益を膨らまそうとする行為は却って塩漬けリスクを高める。 ピークアウトの急降下に捕まるリスクを高める。 利益に過剰執着する心理になってしまうので(すぐ戻ると思い込む心理)、急降下に気がつかなくなり、気付いたときは後の祭り。
個別投資対象のファンダメンタル分析はマクロ分析よりも投資収益への貢献度は低い。 マクロ軽視のバフェット流はマクロ経済の特異な条件下でのみ有効。