速報でも書きましたが、アメリカで与野党協議が不調に終わり、期限を迎えても暫定予算案の合意に至らなかったため、17年ぶりに一部米政府機関は閉鎖(シャットダウン)状態となっています((ノ)゚Д゚(ヽ))ヒィー!!
とはいえ、市場の状況としては元々織り込み済みだったことや、40年の間に17回も経験していることなどから、かなり落ち着いた状況で、売りが売りを呼ぶといったパニック相場にはなっていません。ただ上値は相変わらず重めですけどね。
昨日の様子を見る限り、まだまだチキンレースを続けているようで、野党(共和党)が多数を占める下院で医療保険改革法(オバマケア)の修正(実質的な廃案)をした上で可決し、それを(上院に)差し戻し、そして与党(民主党)が多数派となっている上院が否決するという、お決まりの流れが延々と続いていたようです。
アメリカでは上院と下院の法案の往来というのはもはや恒例行事のようなw 結局のところ『ねじれ』がなければ問題ないんですけどね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー 改めて議会のねじれというリスクを考えさせられる一幕でした。
そしてこれから、政府機関の閉鎖解除に向けて、再び協議が行われることになります。日本時間22:30から再開する見通しとなっており、またここからギリギリの攻防が続くことになります。
すぐに解決すれば、問題ないのですが場合によっては数週間かかる可能性もあります。議会の様子を見ているとしばらくは合意に達しないものと思われますので、今週末の雇用統計はどうやらお休みになる公算が高そうです( ´゚д゚`)アチャー
そんなわけで、ここからは昨日今日のドル・円相場について振り返っていきます。昨日の海外市場は1ドル=97.50~98.40円台で大きく上下しました。欧州市場は、序盤から軟調な推移となりました。米財政協議が難航し政府機関閉鎖が現実味を帯び始める中で、日経平均に続いて欧州株も値を下げたことや、米長期金利の下落が要因。ジリジリと値を下げ続けてNY市場へ…