バーナンキは、高橋是清のリフレ政策を絶賛していた。バーナンキは世界恐慌の権威であるらしい。バーナンキの髪型は、高橋是清の髪型と酷似している(これについては、二人の写真を並べて、比較してもらいたい!)。従って、バーナンキは、金融引き締めをしなかったのである。世界恐慌からの、世界経済の立ち直りは、第二次世界大戦後の、破壊されたものを、再生産することにより、なされたのである。アメリカの経済は、ニューディール政策を、早期に打ち切ったため、再び、不況へと落ち込んだのである。アメリカの経済の復興も、第二次世界大戦のおかげである。
アメリカ経済の現状は、債務上限引き上げ問題などもあり、大型の公共事業を起こすこともできない状況である。この状況下において、FRBの金融政策の、引き締め策への転換は、難しいところであったのだろう。さらに、引き締め策は、新興国への投資を鈍らせ、資金の引き上げを誘発し、そうなれば、新興国経済に打撃を与え、そのことで、さらに、経済不況を招くことになる。また、アメリカ国債の価格の下落を招き、袋小路にはまってしまうことになる。いわば、世界経済の迷子である。どうすれば、おうちに帰れるのか、難かしいとこである。
先週の相場は、ダウの下落が顕著であった。祭りが終わったというところである。日経平均は、なかなかの底堅さを見せ、堅調であった。円が、思ったよりも、円高にならなかったところが、原因だろう。
今週は、10月2日に、ECBの政策金利がある。おそらく、現状維持である。しかしながら、ユーロが、高値に振れており(現在、1.3500である)、これは、面白そうな状況である。中国の指標が、10月1日に発表されるので、ユーロも、反応しそうなのであるが、この頃、相場の動きは、重要指標の、少し前から動き始めるので、月曜に、ユーロ売りしてみても面白そうである。豪ドルも、なかなかの駄々っ子ブリを発揮し、0.9500から、0.9300までの下落を見せている。やはり、レンジ相場を、ユーロにも期待したいところである。
アメリカの債務上限引き上げもあり(へへへ・・・・)、月曜は、日経平均もよわそうであり、割高銘柄を売ってやりたいところである。久しぶりに、新規の買いを入れてみたいと思い、化学株を、少し買ってみた(堺化学とテイカとである)。テイカは、木曜日に、堺化学は、金曜の寄りでかってみた。空売りした、クミアイは、踏み上げられてしまった(ダメなら、ロスカットである)。もう少し、買いを入れてみても良いかなと思い、少し銘柄を調べているところである。面白そうな銘柄が見つかったので、空売りのポジションを外し、買ってみようかなと考えているところである。
しばらくは、経済事故も起こりそうにないが、油断は大敵である。
為替は、今週は、電力会社のドル買いがあるとのことであるが、その前に、手当は終わっているだろうから、無視である。
<為替相場>
ドル円 96.20~99.20
ユーロ円 128.20~134.20
ユーロドル 1.3250~1.3650
今週は、豪準備銀行とECBとの政策金利がある。この2通貨が動きそうである。豪ドルは、0.9500から、0.9300まで下落しているが、ここから、さらに、下落するかどうか、難しいところである。おそらく、ビックイベント前の、利食いというところであるので、戻る可能性もある。利下げがなさそうであるとのことで、0.9200~0.9500ぐらいのレンジに落ち着きそうである。となれば、買いであるが、しかし、中国次第の、豪ドルであるので、注意が必要である。
<株式相場>
日経平均 13800~15150
吊り上げられているだけに、誰がババを引くのか楽しみなところである。
割安銘柄は買いであり、割高銘柄は売りである。日経平均採用銘柄は、先物が買われているだけあり、手出しをしにくいところである。