こんばんは。
本日の日経平均は、NYダウの続伸3日間続伸の影響を受けたシカゴグローベックスの日経平均先物の上昇もあり、昨日の日経平均が14,311.67円で前日比-93.00円(-0.65%)の反落となった分を埋め合わせる形で、14,505.36円で前日比+193.69円(+1.35%)の反発となりました。
昨日と異なり、本日は東証の取引時間前のシカゴグローベックスの日経平均先物への極端な売り仕掛けも見られなかったため、日経平均の始値は14,411.55円で前日比+99.88円と反発して始まっています。
円相場が朝の寄付きの1ドル99.1円から10:40に1ドル99.33円まで約0.2円の円安ドル高となったことなども材料に、朝の寄付き直後のもみ合いから徐々に日経平均先物が切り上がっていき、10:46に日経14,550円まで上昇したのに主導されて日経平均も10:47に前場の最高値14,604.75円まで上昇しました。
その後も先物が前場の引けまでおおむね14,500円台で推移したため、日経平均も堅調に推移して14,570.76円で前日比+259.09円(+1.81%)で前場を終えています。
後場の寄付きも先物が前場の引けの14,520円と同価格となっていたことから、14,571.09で前日比+259.42円とほぼ横ばいで始まり、日経平均先物が12:51に14,580円まで上昇したことに主導されて日経平均も上昇し、12:52に本日の最高値14,625.97円に達しました。
しかし、円相場が12:56の1ドル99.26円から14:02に1ドル99.12円まで0.1円強の円高ドル安になったことなども材料にして日経平均先物が14:10には14,380円まで下落して上昇幅を縮めたことに主導されて日経平均も下落し、14:12には後場の最安値14,444.26円まで上げ幅を縮小しています。
その後は香港ハンセン指数や上海総合指数が東証の大引けの時間帯に向けて値を戻して前日比プラスに転じたことや、大引け時点に1ドル約99.2円と若干円安ドル高となったことなども材料に再び上昇して、14,505.36円で前日比+193.69円(+1.35%)の反発で終えています。
なお、TOPIXは1,193.07(前日比+11.43、+0.97%)、東証1部時価総額は前日比+0.96%といずれも日経平均よりやや上昇率が低めとはいえ前日比で反発しており、東証1部では値上がり銘柄が1,083(61%)で値下がりが557(31%)と値上がり銘柄が値下がり銘柄を大きく上回っていることから、本日は幅広く買われてほぼ全面高となっています。
また、小型株・新興株のマザーズ指数は796.74(前日比+31.14、+4.07%)、JASDAQ指数は93.30(前日比+2.06、+2.26%)(TOP20が前日比+8.21%、スタンダード指数が前日比+2.23%、グロース指数が前日比+3.02%)とこちらもほぼ全面的に続伸となっていますので、本日は小型株から大型株まで幅広く買われた全面高となっています。
なお、売買代金はが東証1部が前日の1.89兆円から2.06兆円へ増加して2兆円を超えていますので、相場の急上昇への対応としての売り方の買い戻しなどもあったのかもしれません。
また、JASDAQスタンダードが前日の786.22億円から1165.40億円へ、JASDAQグロースが前日の68.47億円から136.86億円へ各々増加しており、薄商いの状況から脱しつつあるようです。
東証の取引時間後に円高ドル安が進んで22:50で1ドル98.94円と99円台を割り込んでいますが、日経平均先物は大引けの時点の14,440円とほぼ同じ14,450円と円相場の影響を受けずに安定した値動きとなっていますので、本日のみで見ると急反発したように見える日経平均が他の市場が月・火に上昇した分を取り戻した水準のため、上昇幅を消す形にはなっていません。
今晩発表されるFOMCでQE3の縮小がどのように発表されるかと、それを受けた米国市場の値動きに次第で明日以降の相場が大きく変化するとしか、現時点ではいえなさそうです。