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次期FRB議長候補サマーズ氏が辞退でドル全面安の展開
本当に何が起こるかわかりません。昨日の夜時点では、米露のシリア化学兵器廃棄の枠組み合意もあったことから当面はシリアリスクが回避されて、明日は上窓スタートかな~なんてのん気に構えていましたが、一夜明けると一変していましたね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
その要因は、タイトルにもあるように『サマーズ氏がFRB議長候補を辞退』とのニュースが報道されたからに他なりません。オバマ大統領が声明で「サマーズ氏と話し、FRB議長候補を辞退するという彼の決断を受け入れた」と表明し、正式に辞退する運びとなりました。
先週末の段階では、サマーズ氏が就任するのではないかという報道があったばかりで、急転直下のこの展開に市場もやや大きく反応する結果となってしまいました(ノ∀`)アチャー
やはりQE(量的緩和)に対して懐疑的な姿勢を示し、市場からタカ派と見られていた同氏の辞退は、ドル・円市場にとってはネガティブサプライズと言えるでしょう。
ちなみに今回の辞退の背景には、上院の承認が困難だったということが挙げられます。FRB議長就任へのプロセスは、大統領の指名を経て議会上院の承認が必要なのですが、与党の民主党内ですらサマーズ氏就任に対して反対する意見を持つものが多く難航が予想されることから、今回の辞退へ至ったというわけです。
オバマ大統領もシリアへの軍事介入問題などで、党内からの反発を買ったりしていましたからね。サマーズ氏自身も書簡で「私の指名承認プロセスが進められる場合、それは厳しいものとなる」としていたことから、嫌気がさしたのかもしれません。
というわけで、サマーズ氏が辞退したということは、市場としては自動的にもう1人の大本命候補であったイエレン氏が次期FRB議長になるということを織り込むわけですね(b´∀`)ネッ!
先週末の記事にも書きましたが、イエレン氏はハト派として知られ、政策スタンスとしてはバーナンキ路線とほぼ同じか、それよりもやや金融緩和的な政策姿勢を持っていることで有名です。また、民主党内ではサマーズ氏よりもイエレン氏を推す声が強く、議会承認は比較的容易になりそうとの見方も後押しとなっています。
となると、当然のことながらQE縮小期待が後退し、米長期金利も低下・・・そしてドル全面安の流れとなっています。
ただし、一方ではNYダウ平均株価にとってはプラス材料でもあるので、ある意味ではドル高要因ともなり得るのですが、ここ最近は米長期金利の影響のほうが大きいので、ドル売り方向に傾いてしまっていますけどね。
さらに市場全体のムードで言えば…
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サマーズと言われていたので何かなと思いました。
もやもやサマーズかと思いました。(笑)
納得です。市場は9月から徐々に上げる方向だと思います。
>I SAY企画プロダクションさん
なるほどw まぁ次期FRB候補ですね。相場のほうはそうなってくれるといいな~と思います。本格アゲで年末には・・・ウハウハw なんてなるといいですね(b´∀`)ネッ!