おはようございます。
昨日の日経平均は、週末の東京オリンピックの開催決定を受けた上昇やシリアへの攻撃回避への流れによる昨晩のNYダウの上昇を受けて、日経平均は14,318.72円と前日比+113.4914,318.72円の続伸で始まり、終値が14,423.36円で前日比+218.13円(+1.54%)と始値より100円以上高くなって終えた形となっています。
本日は極めて買い方が強気になっていて売り方を圧倒しており、前日の月曜日は日経平均が前日比でこそ大幅な上昇となったにもかかわらず、東証の取引時間中の日経平均先物の攻防を見る限り、下落した金曜日と同様に売り方が勝つ形で先物価格が下落していたのとは対照的な動きとなっており、このことが昨晩のシカゴグローベックスの日経平均先物の終値を上回る日経平均の終値を牽引したといえそうです。
日経平均先物は朝の寄付き直後の9:00の始値14,330円だけで4,000枚を超える攻防の後こそ、売り方が9:03に14,290円まで下落し、それに主導されて日経平均そのものも9:04に本日の最安値14,296.7円をつけましたが、それ以上に下落し続けることなく上昇に転じて値を戻し始めていますので、この時間帯だけで見ても月曜日より買い方が強めにこなしていました。
そこから買い方が買い上がる形で9:50には日経平均先物が14,410円まで上昇して9:55までその価格を守ったため、日経平均そのものも9:52に前場の最高値14,410.97円まで上昇し、14,400円を超えることになりました。
その後はやや下落した水準で一進一退を繰り返して10:30前後には14,370円から14,380円で激しい攻防を繰り広げることになりましたが、10:30の14,370円での8,000枚を超える攻防と10:30から10:34にかけての14,380円での2,500枚を超える攻防という10,000枚以上の攻防では売り方が勝って10:36に14,390円まで上昇するなど買い方優位の展開となりました。
もっとも、そこから前場の引けにかけてはやや弱含んで11:30に日経平均先物が14,350円となったため、日経平均そのものも14,356.56円で前日比+151.33円(+1.07%)の上昇で前場を終えています。
後場の寄付きの12:30には日経平均先物が14,360円と前場の引けとほぼ同水準だったため、日経平均そのものもほぼ同水準で始まり、13:23には日経平均先物が14,420円まで上昇するなど一段高の展開となっていきます。
14:30に発表された中国の経済指標が良かったことを好感して14時台後半にはさらに上昇して、14:50に日経平均先物が本日の最高値14,450円となったのに主導されて日経平均そのものも14:51に本日の最高値14,441.81円をつけ、終値が終値が14,423.36円で前日比+218.13円(+1.54%)と始値より100円以上上昇した最高値に近い水準となりました。
なお、昨日はTOPIXは1,190.22(前日比+17.22、+1.47%)、東証1部時価総額は前日比+1.41%といずれもいずれも日経平均の上昇率+1.54%を僅かに下回ったものの前日比では続伸昇し、東証1部では値上がり銘柄が1,310(74%)で値下がりが352(20%)と昨日に続いて値上がり銘柄が値下がり銘柄を大きく上回っており、特に偏ることなく幅広く買われてほぼ全面高での続伸となっていますので、日経平均先物に主導されて大幅な続伸となっています。
また、小型株・新興株のマザーズ指数は691.57(前日比-6.75、-0.97%)、JASDAQ指数は89.99(前日比0、0.00%)(TOP20が前日比-5.21%、スタンダード指数が前日比+0.01%、グロース指数が前日比-0.15%)とほぼ横ばいか下落となっていますので、日経平均の続伸に伴って大型株へのシフトにより、小型株・新興株は下落しています。
なお、売買代金はが東証1部が前日の2.10兆円から2.44兆円へ2日連続で増加して2兆円を超えてやや売買が活発になっています。
また、JASDAQスタンダードは82.380億円と前日の729.76億円から増加し、JASDAQグロースは46.45億円と前日の44.44億円から増加となっていますので、大型株へ資金がシフトして下落したものの、新興株・小型株は薄商いが続いているものの売買代金はぞうかしています。
好調な中国指標やシリア情勢打開策浮上受けて市場心理の改善が続いていることを受けて、東証の取引時間終了後に円安ドル高と日経平均先物が上昇し、ドル円相場も1ドル100円を突破する円安ドル高となりました。
昨晩のNYダウも始値こそ15,067.23ドルとほぼ横ばいで始まったものの、直後から上昇してNY時間10:56に15,182.53ドルまで上昇しています。
市場心理を明るくしたほか、前向きな中国指標が市場心理を明るくしたことから、 15,191.06ドル(前日比+127.94ドル (+0.85%) )と上昇して終えています。
こうしたNYダウの上昇を受けて、シカゴグローベックスの日経平均先物は東証終値のころの日経平均先物から上昇して14,600円と前日の東証終値から+180円でドル円相場も1ドル100.3円前後と円安ドル高なっていますので、本日の日経平均は続伸して始まることになりそうです。
なお、シカゴグローベックスの日経平均先物は出来高が52,477枚と前日の40,156枚から増加していますので、、本日の東京市場も売買代金は2兆円を超えるものと推測されます。
また、NY日本株ADRも下記の通り東証終値から上昇となっていますので、この点から見ても続伸して始まりそうです。
ファーストリテイリング (9983)ADR円換算 35,023 東証比: +273(+0.8%)
ファナック (6954)ADR円換算 16,793 東証比: +213(+1.3%)
ソフトバンク (9984)ADR円換算 6,577 東証比: +97(+1.5%)
京セラ (6971)ADR円換算 10,957 東証比: +137(+1.3%)
トヨタ自動車 (7203)ADR円換算 6,393 東証比: +93(+1.5%)
本田技研工業 (7267)ADR円換算 3,910 東証比: +45(+1.2%)
日産自動車 (7201)ADR円換算 1,032 東証比: +18(+1.8%)
ソニー (6758)ADR円換算 2,180 東証比: +45(+2.1%)
パナソニック (6752)ADR円換算 944 東証比: +12(+1.3%)
シャープ (6753)ADR円換算 389 東証比: 0(0.0%)
東京三菱UFJ (8306)ADR円換算 645 東証比: +10(+1.6%)
三井住友FG (8316)ADR円換算 4,848 東証比: +103(+2.2%)
みずほFG (8411)ADR円換算 218 東証比: +3(+1.4%)