こんばんは。
日経平均は本日13,459.71円で前日比+121.25円(+0.91%)と反発しています。
しかし、TOPIXは1,116.51(前日比+2.48、+0.22%)、東証1部時価総額は前日比+0.23%といずれも反発とはいえ日経平均を大きく下回って小幅な反発となったほか、東証1部では値上がり銘柄が769(43%)で値下がりが818(46%)と値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回っている形になっています。
また、日経リンク債設定に伴う先物買いの影響を受けたこともあり、指数への影響度が大きいファーストリテイリングが値上がり寄与度+36.04円で30%、京セラ、ソフトバンク、信越化学までの上位4銘柄が値上がり寄与度+60.89円と過半を占め、上位20銘柄では値上がり寄与度+101.61円と前日比+121.25円(+0.91%)の80%以上を占めており、その他の205銘柄では僅か19.64円とTOPIXや東証一部時価総額とほぼ同じ水準の小幅な反発といえる状況となっていますので、実体としては小幅な反発と見た方が正しいようです。
さらに、小型株・新興株のマザーズ指数は646.61(前日比+2.54、+0.39%)、JASDAQ指数は84.01(前日比+0.30、+0.36%)(TOP20が前日比+5.06%、スタンダード指数が前日比+0.42%、グロース指数が前日比-1.20%)とJASDAQ TOP20が大きく反発したのを除いていずれも小幅な反発となっており、本日は大型株も小型株も実はあまり大きく反発していないといえるでしょう。
時系列で見て行くと、日経平均は13,382.95円で寄付きましたが、為替相場が8:57の1ドル97.69円から9:08に1ドル97.87円まで円安ドル高が進んだことなどを材料にしてその直後から上昇して9:08に13,441.43円となりました。
その後はの9:08に1ドル97.87円から9:37に1ドル97.69円まで円高ドル安になったこともあって一旦下落に転じて9:36に本日の最安値13,364.82円となっています。
9:37に1ドル97.69円から9:57に1ドル97.90円まで再び円高ドル安になったため、9:58には前場の最高値13,462.26円まで再び上昇して香港や上海などの中国関連市場が開く10:30頃まで13,400円台を保っていました。
ところが、香港ハンセン指数が21,612.95香港ドルと前日比+88.30香港ドル、上海総合指数が2,108.43と前日比+7.13といずれも小幅な反発で始まったことや、10:17の1ドル97.89円から11:08に1ドル97.55円まで円高ドル安になったこともあって再び下落に転じ、11:09には13,377.49円まで下落してしまっています。
そこからは香港ハンセン指数が日本時間11:01(現地時間10:01)の21,558.04香港ドルまで下落した後に値を戻して日本時間11:27(現地時間10:27)に21,638.39香港ドルになったことや、上海総合指数が日本時間11:06(現地時間10:06)の2,098.20と前日比マイナスまで下落した後に値を戻して日本時間11:16(現地時間10:16)に2,104.33となったこと、11:24に1ドル97.67円まで少し円安ドル高になったことなどを材料に11:25に13,420.977円まで値を戻し、前場の引けは13,402.26円で前日比+63.80円(+0.48%)で終えています。
東証の昼休み時間中の11:59に1ドル97.43円まで円高ドル安になり、12:29に1ドル97.56円まで円安ドル高に戻したもののやや円高ドル安で推移したため、香港ハンセン指数やジャカルタ総合指数などが東証の前場の引けと後場の寄付きの時間の間でほぼ横ばいで推移したにもかかわらず、日経平均は後場にはややギャップダウンして始まっています。
そして12:46に1ドル97.48円まで再び円高ドル安になったことも影響して後場の寄付きの直後から下落が進んで12:52には後場の最安値13,376円まで落ち込んでしまいました。
13:31に1ドル99.66円まで円安ドル高となったことなどを材料に13:14には13,441.00円まで値を戻し、13:42に13,433.20円となった頃までその水準を維持し、13:49には13,399.41円と13,400円をわずかに割り込んだ以外は14:00に1ドル97.75円となり、14:58に97.84円となるなど14時台は97.7円から97.8円台の円安ドル高で推移したこともあって、大引けまで13,400円台を保って14:51に本日の最高値13,463.14円を付け、終値は最高値とほぼ同水準の13,459.71円で前日比+121.25円(+0.91%)と反発して終えています。
なお、売買代金はが東証1部が前日の1.65兆円から減少して1.48兆円となっており、シリアへの軍事介入や米量的緩和(QE3)縮小などが引き続き懸念されたこともあって本日も薄商いが続いています。
また、JASDAQスタンダードは701.24億円と前日の1,067.38億円から減少し、JASDAQグロースは466.3億円と前日の58.26億円とさらに減少しており、薄商いの閑散商状は小型株・新興株にも及んでいるようです。