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「アベノミクス」で通信教育関連が好調?
日さまざまなメディアで話題になっている、いわゆる"アベノミクス"と呼ばれる安倍内閣の経済政策。5月23日以降、乱高下が見られているものの、依然として高水準を維持している日経平均株価や為替相場の円安傾向など、その効果は具体的な数値にも表れている。この"アベノミクス"の経済効果を、経済の最前線に立っているとも言えるビジネスパーソンは実際どのように評価しているのだろうか。また、彼らの日々の消費生活、仕事やキャリアアップに対する意欲はどのように変化しているのだろうか。
通信講座大手のユーキャンは、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の、20代から40代のビジネスパーソン770名を対象に「アベノミクス効果とビジネスパーソンのモチベーションに関する調査」を実施。その結果を公開した。
●"アベノミクス効果"で回答者の74%が今後の景気に前向きな見方
回答者に"アベノミクス効果"で今後日本の景気は回復に向かっていくかを聞いたところ、全体の74.0%が「景気に前向きな予測」(「回復に向かっていくと思う=13.0%」「少し回復に向かって行くと思う=61.0%」)と回答しており、多くのビジネスパーソンが「アベノミクス効果」に対して好意的な捉え方をしている。
男女別でみると、「回復に向かって行くと思う」と答えた割合が男性=17.6%、女性=8.5%となっており、男性の方がより「回復に向かって行く」という見方が強い様子がうかがえる。さらに「景気に前向きな予測」と回答した割合を年代別で比較したところ、20代=78.7%、30代=71.1%、40代=71.9%となり、特に20代で景気に前向きな見方が強いことがわかった。
しかし、"アベノミクス効果"による景気回復で消費意欲が高まると思うかどうかを聞いたところ、「高まる」の意見は41.3%(「とても高まると思う=6.4%」「少しは高まると思う=34.9%」)と少数派に。年代別に見ると20代の消費意欲が最も「高まる」という意向が強いという結果になっている。
20代は "アベノミクス効果"で消費意欲が高まると回答した割合が高い
●8割以上が「"アベノミクス効果"で仕事やスキルアップに良い影響」と回答
ところで、"アベノミクス効果"は、日経平均株価や円相場など、経済指標が注目されることが多いが、数値には表れにくいビジネスパーソンの仕事への影響や、キャリアアップ・スキルアップに対するモチベーションへの影響などはあるのだろうか。
"アベノミクス効果"が現在の仕事にどのような影響を与えると思うかについて聞いたところ、「好影響を与えると思う」は8.0%、「少し好影響を与えると思う」は75.6%となり、全体の83.6%が「好影響」という見方を示した。
また、"アベノミクス効果"がキャリアアップ・スキルアップに対するモチベーションにどのような影響を与えると思うかについて聞いたところ、こちらも「好影響」が82.3%(「好影響を与えると思う=6.7%」と「少し好影響を与えると思う=75.6%」)と、高い割合で前向きな回答となっている。
全体の82.3%が"アベノミクス効果"によってキャリアアップ・スキルアップ
のモチベーションに良い影響があると回答
多くのビジネスパーソンが"アベノミクス効果"によって仕事やキャリアアップ・スキルアップのモチベーションが上がると捉えている様子だが、「好影響」の回答した割合を年代別でも比較してみると、20代がより前向きに捉えていることがわかった。
●取得したい資格、"お金に関する資格"に注目集まる
では、キャリアアップやスキルアップに向けて何か始めたいと思う人は、具体的にどんな事をしたいと考えているだろうか。
1位は「資格を取得したい」(40.8%)となり、2位と3位がほぼ同率で「ビジネススキル・教養を身に付けたい」(26.2%)、「専門知識を身に付けたい」(25.2%)という結果に。この結果を男女別で比較してみると、「ビジネススキル・教養を身に付けたい」「専門知識を身に付けたい」は男女でほぼ同水準ですが、「資格を取得したい」という意向は女性の方が強いことがわかった。
「資格を取得したい」という意向が男女ともに1位に
具体的に取得したい資格については、1位は男女ともに「TOEICその他外国語検定」という結果になった。2位以降は、男性が「情報処理技術者」「フィナンシャルプランナー」「宅建取引主任者」の順で、女性が「簿記検定」「フィナンシャルプランナー」「医療事務」の順に。男女で大きく順位が異なっているが、男女共に「フィナンシャルプランナー」や「簿記検定」など、お金に関連する資格への興味が高い傾向にあるようだ。
男女ともに、「お金」に関する資格に対して関心が高い
また、身に付けたいビジネススキルや教養については、男女共に「PC スキル」「ビジネスマナー」が上位に挙がっている。
●"アベノミクス"の理解度が高い人ほど今後の景気・消費・仕事に前向き
最後に、"アベノミクス"に対する理解度別に、消費意欲や仕事への影響、キャリアアップ・スキルアップに対するモチベーションへの影響、キャリアアップに向けて取得したい資格や身に付けたいスキル・専門知識、さらに景気回復への期待などへの回答を比較したところ、"アベノミクス"を「詳しく理解」している人ほど今後の景気見通しや仕事への影響を好意的に捉えていることがわかった。
「"アベノミクス効果"で今後日本の景気は回復に向かっていくか」という質問に対しては、"アベノミクス"を「詳しく理解」している人の54.1%が「回復に向かって行くと思う」と回答しており、その他の人に比べて突出して高い割合で景気回復への明確な見通しを持っていることがわかった。
また、「"アベノミクス効果"による景気回復で消費意欲は高まるか」という質問に関しても、「消費意欲が高まる」と答えた人の割合は全体では41.3%に留まったが、"アベノミクス"を「詳しく理解」している人については65.6%の人が消費意欲は高まると回答。"アベノミクス"の理解度が高いほど今後の消費意欲が高いことが明らかに。
さらに、"アベノミクス効果"が仕事やキャリアアップ・スキルアップに対するモチベーションに与える影響についても、"アベノミクス"を「詳しく理解」している人は、「好影響を与えると思う」と特に前向きな回答をしている割合が高く、"アベノミクス"に対する理解度が、ビジネスパーソンのモチベーションにも大きく影響することが分かった。
"アベノミクス"に対する理解度が高いほど、
キャリアアップ・スキルアップへの意欲も高い傾向に
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