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金【一目均衡表の雲上限1,335ドル近辺】
13日の東商金日中取引は、週明け12日のNY金相場が上昇した事に加えて、為替相場の円安・ドル高を受け、売り方の手じまい買いが先行し、中心限月6月限は前日比37円高の4,167円で始まった。その後は、NY金時間外取引が底堅く推移している事と、為替相場の円安基調を背景に強気の相場展開が続き、中心限月6月限は前日比56円高の4,186円で取引を終えた。
本日の東商金夜間取引は、(17:30)英7月消費者物価指数、(18:00)ユーロ圏6月鉱工業生産、ユーロ圏8月ZEW景況感調査、(21:30)米7月小売売上高、米7月輸入物価指数、(23:00)米6月企業在庫の欧米の経済指標発表に注目する。
先週にシカゴ連銀のエバンス総裁、クリーブランド連銀のピアナルト総裁、ダラス連銀のフィッシャー総裁がそれぞれ発言し、労働市場の回復を背景に緩和策の縮小開始に対して前向きな姿勢を強めている事を示唆している。この事から、本日から始まる経済指標発表に注目が集まり、ここの所は影を潜めていた米量的緩和縮小の時期を巡る、推測ゲームが再び始まると思われ、為替動向により注意が必要となる。NY金は一目均衡表の雲の上限1,335ドル近辺を終値ベースで抜けて根固め出来るかがポイントとなりそうである。ここから1,350ドル近辺までは、今回の下落局面で出来高を伴なっている事から、抵抗も強いのか?
夜間取引レンジ 4,127円~4,227円
池末
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