モウ山 ウシ象さんのブログ
負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望127
相場の動きが、落ち着いてきたようである。
中国の理財商品、アメリカの金融緩和政策の終了。経済問題が山積みである。
上海の株の値動きも、少し落ち着きを取り戻したようであるが、しかしながら、再下落してくるのではないかと考えている。
中国の場合は、資金を無制限に、市場に供給してくる可能性もあり、政府と中央銀行とが独立しているわけではないので、実際のところは、中国の株の予想は難しい。
日本の株式市場がどこまで上昇するのかを、予想するのは難しく、行きつくところまで上昇しそうであるとしか言いようがない。
先物主導での株高であるのは、先物の値動きを見ていると、明らかである。しかしながら、しばらくは、上昇相場が続きそうである。中国はこわいが、利益はほしい、なかなか、難しい問題である。
今週は、FOMCの議事要旨が、7月10日にあり、7月10日、11日には、日銀の金融政策決定会合がある。おそらく、この直前までは、円安トレンドが続きそうであり、このあたりで、いったん材料出尽くしの利食いが出そうである。そうであるならば、日銀後は、株安、円高になると考えられる。FOMC議事要旨は、おそらく、出口戦略についての議論であり、おそらく、ほとんど、いままでと変わり映えのしないものであると考えられる。日銀は、現状維持であるだろう、今のところ、さらに、債権の購入額の増額を、言い立てる必要もないだろう。
株は、割高なものは売り、割安なものは買い、このスタンスは変えていない。
気になるのは、豪ドルである。中国との経済関係が強いだけに、中国の経済状況が、あまりよろしくなさそうな様子である。中国が良ければ、豪は利上げである。
今週に比べて、来週は、ほとんど経済イベントがない。あるのは週末の参院選である。
<為替相場>
ドル円 98.20~103.20
ユーロ円 126.20~132.20
ユーロドル 1.2520~1.3200
今週はイベントてんこ盛りである。注目のドル円についてのイベントが、ある。
FOMC議事と日銀金融政策とである。
おそらく、日銀後、利益確定の、円高になると考えている。
ユーロが、1.2800まで、下落しているが、1.2800を割ってくる可能性もある。中国の景気の減速で、欧州もそのあおりを食って、不景気風をうつされてしまっているので、その特効薬としての利下げと債券購入額の増額が処方される可能性が高まっている(オーストラリアとおなじ症状である)。
<株式相場>
日経平均 13720~14800
値幅が大きいので、先物には、手を出しにくい、下げで買って、さらに下げられてしまう可能性もあり、上げで売って、さらに踏みあげられてしまう可能性もある。
割高銘柄の空売り、割安銘柄の買いで対応したいところである。
最近、パンの中に、縫い針が、挿入されているというニュースが、よく流れている。
なぜ縫い針なのか、パンの中に入れるのであれば、縫い針でなく、釣り針である。
パンを買って、食べようとしたところ、なかから、釣り針が出てきたときに一言。
「俺を釣るつもりか」
縫い針では、この一言が、呟けないのである。