Abe_Reiji-2013さんのブログ

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米国雇用統計に助けられ、小幅安で今日こそようやく調整

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こんばんは!


本日の東京市場は昨晩のポルトガル危機の影響は、米国のADP雇用統計が予想以上に良かったことを好感してNY市場が急上昇に転じたことで株価への影響がほぼ消え去る形になった為、小幅な下落となりました。


ここまで米国市場が値を戻して上昇するとは想定していなかった為、東京市場の下落幅も想定よりもはるかに小さく済んでおり、昨晩のポルトガル危機に伴う下落がウソのようで正直なところ驚きでした。


ロングポジションを持ち越していた投資家の方は大変安心されたでしょうし、逆に売り方として下落を利用しようとしていた投資家は肩透かしで終わったことと思います。


しかし、為替相場にはその影響が残っており、取引時間中は99円台が続いていて昨日に比べて約1円の円高になっていました。


ところが、その影響を無視するかのような極めて底堅い相場となっており、日中値幅も小さく安定が見られたといって良いでしょう。


本日は日経平均が前日比-36.63円(-0.26%)(前日-43.18円(-0.31%))の14,018.93円と続落となっただけでなく、TOPIXが前日比-0.26%(前日+0.17%)、東証1部時価総額が前日比-0.26%(前日+0.40%)、東証1部の値上がり銘柄数729(42%)(前日864(50%))、大証1部時価総額が前日比-0.07%(前日+0.78%)、マザーズ指数が前日比-0.87%(前日+3.02%)と幅広く売られて本当の意味で反落し、上昇相場での良い調整となったと思われます。


なお、本日は先に述べた通り日経平均もTOPIXも東証一部時価総額も-0.26%という同じ下落率となるという珍しい日になりましたから、この点からみてもあまり偏ることなく全体として相場が小幅に下落する形になっています。


もっとも、JASDAQ指数が前日比+0.11%(前日+0.53%)(JASDAQグロースが前日比-1.40%(前日+4.68%)、JASDAQはスタンダードが前日比+0.16%(前日+0.39%)となっていますから、小型株・新興株については下落とはいえない面があるようです。


日経平均は9:03に13,962.30円と本日の最安値をつけた後に9:34に14,093.02円と約130円近く上昇して本日の最高値をつけており、本日は寄付きが安く始まったせいか朝方の下落ではなく上昇となると共に本日の日中の値幅の上下全てこの時間帯で生じる形となりました。


その後は上下に変化しながらも香港や上海などの市場が上昇して安定していたことを背景に11;10頃までに14,030円以上の水準を保ち、そのまま前場を終えるかと思われましたが、特に香港や上海などの市場が急落に転じたわけでもなく、手掛かり材料らしきものはなかったのですが先物に売り仕掛けが入って11:20頃に13,985.99円まで約60円急落したのが本日では最大の急落となっています。


前場の引けはそこから少し反転上昇して14,000円の大台は奪回して終値とほぼ同じ水準となっていますから、売り方の仕掛けが入っても市場の動揺は少なく安定した相場であったといえそうです。


後場はそこからギャップアップして14,050円前後で始まり、12:35に後場の最高値となった14,058.46円を付けた後は13:09に14,006.44円まで下落しましたが、14:11に14,042.10円を付けるなど14時過ぎまで安定して14,000円の大台は保つ形になりました。


しかし、香港や上海などの市場が安定していたにも拘らず、14:11の14,042.10円から14:17の13,991.60円へ7分で約50円の急落、14:50過ぎから14:58へ僅か2・3分の間で約30円の急落して14,014.32円となるなど先物主導で売り仕掛けも行われましたが、極端な下落へと結び付けることはできませんでした。


さすがに大引けの直前のほんの数分間での売り仕掛けがあった関係でそこから大きく値戻し出来なかった為終値も14,018.93円と売り仕掛けによる値崩しされたままの水準となりましたが、14,000円割れせずに済んでおり、先高感の強さが影響して底堅さを感じさせる相場と言えそうです。


ただし、株価と反対に動くとされる長期国債先物価格が14:40から15:40に掛けて142.410から142.580へ急上昇していますから、このことが材料となって大引け直前から大引け後に掛けて進んだ日経平均先物の下落と日経平均の大引け直前からの下落しているのかもしれません。


本日も先物価格の動きにも影響されながら、日経平均は日中値幅は前日の約180円、前々日の約200円、本日が前場につけた約130円と徐々に縮小しており、相場の安定性が高まりつつあると見られます。


なお、売買代金で見ると、東証1部が前々日の2.32兆円から前日の兆円そして本日が1.93兆円、大証1部が前々日の398.47億円から前日の335.44億円そして本日が255.61億円と大型株は薄商いの状況が続いているところに、米国の休日に伴う海外投資家の売買が低調になったことが影響してさらに薄商いとなっています。


そして、小型株や新興株が主体のJASDAQはスタンダードが前々日の944.27億円、前日の654.50億円、本日が861.16億円、グロースが前々日の78.41億円、前日の97.64億円、本日が54.24億円と小型株や新興株も薄商いの状況は変わっていません。


この後はいつもと同じく中国株のチャートと定点観測的に見ている主要銘柄を見てまいりましょう。

11件のコメントがあります
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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/4 20:27
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    東京市場に大きな影響を与えるとされる中国関連の主要株式市場といえる上海・香港の株価、株価と反対に動くとされる長期国債先物価格の動きを確認したいと思います。


    香港のハンセン指数は朝方から終日前日比プラスとなったのみならず、前場は右肩上がりが続き、後場も凍傷の取引時間中は大きく崩れることなく、終値が20,468.67香港ドルと前日比+321.36香港ドル(+1.60%)の大幅反発となりました。


    一方、上海も朝方こそ前日比マイナスとなったものの、10:20につけた1,974.89を底として上昇し、2,006.09と前日比+11.82(+0.59%)と反発して前日の下落分のほとんどを取り返すなど安定した相場展開となりました。


    このようにどちらも日本の前場の時間帯はは安定して上昇基調となって下落材料となりませんでしたから、本日の東京市場が底堅く小幅な下落で澄むのを支援する形となっています。


    ただし、株価と反対に動くとされる長期国債先物価格が14:40から15:40に掛けて142.410から142.580へ急上昇していますから、このことが材料となって大引け直前から大引け後に掛けて進んだ日経平均先物の下落と日経平均の大引け直前からの下落が生じているのかもしれません。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/4 20:29
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    いつもの様に日経平均寄与度の大きい代表銘柄であるファーストリテイリングとファナックを見て行こうと思います。


    やはり日経平均寄与度が代表銘柄ということもあり、朝の寄り付きは安く始まり、日経平均が本日の最高値をつけた9:34に同じくファナックは本日の最高値、ファーストリテイリングは本日の最高値に近いレベルの株価をつけています。


    ファーストリテイリングは11;10頃まで安定して値を保っていましたが、先物への売り仕掛けが影響して11:16に34,900円まで下落し、後場はギャップアップしてで始まり、12:35に本日の最高値を付けた後は14時過ぎまで安定して値を保っていましたが、14:08から14:17の間に250円、14:50過ぎから14:58へ僅か2・3分の間で150円と日経平均先物の牛仕掛けに影響されて値を崩したのは日経平均の動きと同じとなっています。


    それに対してファナックは前場の相場の安定していた時間帯や安値に落ち込んだ時間帯、後場のギャップアップ、14:50過ぎから14:58へ僅か2・3分の間での急落といった辺りは後場の寄り付きの14,680円という後場の最高値となった株価が直ぐに約50円の急落となってその水準で後場の大半の時間帯で安定してしまったという点が日経平均とは異なる展開といえそうです。


    なお、本日はファーストリテイリングは前日終値比+450と上昇して日経平均の下落を小さくするのに役立っていますが、ファナックは前日比-90円と日経平均同じように小幅に下落して終わっています。


    また、本日は上昇相場の調整となる反落の日と思われていたのか、大引けの出来高が朝の寄付きよりも少なくなっており極端な買い支えは行われなかったと推測されます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/4 20:31
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    日経平均寄与度が比較的高いことで知られるほかの3社を見てみると、朝の寄付きが低く始まり、9:30頃にホンダと京セラが本日の最高値、信越化学が前場の最高値をつけたほか、その後の急落したタイミングも含めて日経平均と同じように動いています。


    ただし、信越化学は14:50過ぎからの数分間での急落の影響はほとんど見られていない点だけが少々異なっています。


    しかし、ホンダは前日比-20円と日経平均と同じく下落となったのに対して、信越化学は前日比+50円、京セラは前日比+10円と僅かながら上昇して終わったという違いがあります。

     

    なお、京セラと信越化学が朝の寄り付きと比べると大引けの出来高が多く本日最高となり、ホンダはやや少なめになったとはいえ出来高が大きくなっており、大引けでの攻防が行われたと思われますが、直前の急落したままの水準で終わっていることから判る通り、売り方優位となっていたといえそうです。


    この点からみると、ファーストリテイリングとファナックという日経平均寄与度が高い銘柄と同じく、本日は上昇相場の調整となる反落の日と思われていたのか、極端な買い支えは行われなかったと推測されます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/4 20:33
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    自動車メーカー3社共に朝の寄り付きが安く始まり、9;30頃に本日の最高値を付け、11:15頃に急落、14:50過ぎからの数分間での急落など全体としてほぼ日経平均の動きと同じとなっています。


    ただし、ホンダは9:01とマツダは9:02と朝の寄り付き直後に本日の最安値をつけたのに対して、トヨタは大引け直前の14:59に本日の最安値となったという違いがあります。


    トヨタは前日比-50円、ホンダは前日比-20円、マツダは前日比-4円と日経平均の下落に加えて前日比約1円の円高になった円高が影響して下落となっています。


    株価の水準の違いがあるため判り難いかもしれませんが、大引け直前の急落幅は約0.4%から0.5%と3社共に同じレベルとなっています。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/4 20:37
    E607ae4d8 Cd2f4f10a 9f75feecf 

    本日はソニーは前日比+15円と僅かに上昇したものの、日立が前日比-15円、シャープが前日比-1円と日経平均と同じく下落しています。


    ソニーとシャープは共に朝の寄り付きが安く始まり、9;30頃に本日の最高値をつけ、その後の急落した時間帯や終値が朝の寄り付きの初値よりも高めとなったことなど日中の値動きは日経平均の同じようになっていま。


    しかし、日立は朝の寄り付きの初値よりも終値が低くなるなど右肩下がりとなった上、14:00頃に本日最大の出来高と共に急落して本日の最安値を付け、日経平均より早く14:48頃から数回出来高が増えて大引け直前まで急落してほぼその水準で終値となっており、日経平均や他の2社と異なる動きとなっています。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/4 20:39
    854be038b 4686d6258 A522945c1 

    メガバンクについて見てみると三井住友とずほが前日比横ばいと日経平均とは異なり下落していませんので、三菱UFJだけが前日比-4円と日経平均と同じく小幅に下落する形になりました。


    三井住友は10:49に4,725円と本日の最高値をつけたころに出来高が急増して本日最大となっています。


    三菱UFJは9:30頃に本日の最高値をつけた点や11:15に直前より急落、大引け直前でも急落した点は日経平均と似ていますが、日中の値幅はわずか4円となっており、日経平均よりさらに安定した相場展開となりました。


    しかし、もっと安定した値動きだったのはみずほで、日中の値幅はなんと1円、つまり、買い指値と売り指値の範囲から全く動くことなく終日続いており、こちらはローソク足のチャートを見ると単なる赤と青の縞模様にしか見えないくらい、安定した相場になっています。


    今日のみずほの様に売り指値と買い指値の間を行き来するだけの値動きは、安定しているといえますが、デイトレードで鞘を取るには買い指値で待ち受け、次に売り指値で待ち受けて、それ以外の市場参加者との間で利益を取るしかないので、実に売買し甲斐を感じられない面白くない相場といえるかもしれません。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/4 20:41
    844027896 55c4e92cb E91333f35 

    不動産大手3社について見てみると共に終日前日比プラスで、三井不動産は前日比+50円、三菱地所は前日比+10円、東急不動産は前日比+62円と日経平均に反して上昇しています。


    また、3社共に朝の寄り付きは安く始まり、後場の寄り付きがギャップアップして、終値が初値より上昇して終えた点こそ日経平均と同じですが、基本的に右肩上がりであった点は大きく異なっています。


    三井不動産は後場の寄り付き直後に出来高が急増して株価が大きく上昇、東急不動産は9時台に出来高が多い時間帯が多数見られるという特徴的な動きが見られます。


    大引けの出来高が本日最大となったのは三井不動産のみで直前より上昇して終えていますが、極端に上昇していないことから、極端な買い支え的なものが入ったわけでもないように見えます。


    本日も不動産株が順調に上昇したということは、政策期待、金融緩和期待による株価上昇というサイクルが決して崩れていないことを感じさせますので、今後の株価上昇を期待しても良いのではないでしょうか。

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    yoc1234さん
    2013/7/4 22:47

    FT100
     6398.36 +168.49(+2.70%)
    ドイツDAX
     7979.10 +149.78(+1.91%)
    フランスCAC40
     3780.05 +78.04(+2.11%)

     

    なぜか好調に推移。

     

    ポンド安、ユーロ安が進んでいる。

     

    通貨安競争を中銀が仕掛けているような感じ。

     

     

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/4 23:00

    こんばんは!

     

    本当に昨日の危機説が単なるユーロ安、ポンド安による景気刺激策としか思えないような展開ですね。

     

    日本の円も負けじと今夜は1ドル100円を突破しそうだから、明日は東京も元気になるのかもしれませんね!

     

    安値競争なんてスーパーやディスカウントストアみたいですが、案外成功するのかもしれませんね。

  • みんかぶ運営事務局によって削除されました。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/6 11:16

    こんにちは。

     

    ご心配有難うございます。

     

    実は木曜日7月4日にほぼ目一杯買い付けておりますので、上昇への備え!?は出来ております。

     

    もっとも、昨日7月5日の上昇で半分一旦利益確定してしまったから、もう一度仕込みなおす必要もありますけどね。

     

    幸いなことにそのまま保有し続けた銘柄がNY日本株ADRで比較的良く上昇しているので、月曜日以降は期待が持てそうです。

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