モウ山 ウシ象さんのブログ
負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望126
上海市場にらみの展開が続く。上海市場が上げれば、その他の市場も上げる状況である。中国政府が、銀行に対する資金供給量を増やしたらしく、一応、市場は安定化に向かうということであるようである。
しかしながら、実際のところ、中国の金融が安定化するというよりも、中国政府の対応を見て、利食いが出ているというところではないかと考えている。
FRBの緩和政策の縮小と、中国のシャドウバンク、人の住まない不動産など、悪魔が徘徊している相場状況であるが、中国金融が、いつ崩壊するのかが、はっきりとはしない。何か月後か、何年後か、わからないが、崩壊すれば、大変なことになりそうである。
中国経済の減速というよりも、中国経済の麻痺、停止というところか。
しばらく、この中国市場にらみの状況が続くのではないかと考えている。そう簡単に、今まで積もりに積もった中国市場の膿が出尽くすこともないのではないかと考えている。
今週は、ECBの政策金利があり(7月4日)、ユーロが動きそうである。ユーロが、いったん戻るか、あるいは、このままユーロ安方向に動くか、ECBの金融政策次第である。ユーロ圏の景気浮上のために、ユーロが、高止まりしてもらうのは、有難くないとの発言があり、さらに、FRBの金融引き締めもある。ユーロが安値を更新してきてもよさそうであるが、おそらく、1.2800~1.3250あたりで、うろちょろするのではないかと考えている。
来週は、日銀の金融政策があり(7月10日、11日)、7月21日には参院選がある。日経平均は、大幅高であったが、中国市場の落ち着き、および、来週、再来週の、重要イベントを見て、おそらく、上げトレンドではないかという期待により、買われていると考えている。今買わなければ、間に合わないというところか。
それよりも、豪ドルの下落が気になっているところである。オーストラリアは、中国経済と関係が深い、豪ドルの下落も、中国と関係しているのではないかと気になっているところである。
<為替相場>
ドル円 96.20~101.20
ユーロ円 126.20~132.20
ユーロドル 1.2750~1.3250
<株式相場>
日経平均 13000~14200