万引したゲームソフトやDVDが買い取り店に持ち込まれる事件が相次いだことを受け、中古品の買い取り業者などでつくる業界団体「日本メディアコンテンツリユース協議会」は二十八日、「東京ルール」と称する自主規制を策定した。中学生以下からの買い取りは保護者同伴を必要とし、十月から「ゲオ」や「TSUTAYA(ツタヤ)」「ブックオフ」など都内約二百七十店舗で運用される。
都条例では十八歳未満からの買い取りは保護者の同意が必要。新ルールではさらに、中学生以下の保護者同伴のほか、十八歳未満には保護者の同意書の提示を求め、保護者に電話確認もする。
複数の同一品や未開封の新品の買い取りは原則として行わない。
警視庁は昨年、盗んだゲームソフトを少年から買い取った際に、大人から買い取ったように帳簿を書き換えたとして、古物営業法違反容疑でゲオの店員を書類送検。
ツタヤも一昨年、盗品の疑いがあるのに警察への届け出を怠ったとして、都内の一店舗が営業停止の行政処分を受けた。