【投資脳のつくり方】中計「原油200ドル」にらむ

木下 晃伸さん
木下 晃伸さん

●みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。



●さる3月29日(土)、東京九段下で、当社主催のセミナー「投資脳のつくり方~このタイミングで何を知り、何を考えなければならないのか~」を開催させていただきました。また、同セミナーをDVDに収録したものをご提供しておりました。


販売は4月末までとさせていただきましたが、お申し込み多数につきお申し込みを締め切らさせていただきたいと思います。お申し込みいただいたみなさま、ありがとうございました。



●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。


本日もよろしくお願い申し上げます。



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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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☆雑誌「マネージャパン」ホームページもぜひご覧ください!


>>http://www.sscom.co.jp/money/ 




2008年4月22日(火)本日お伝えする内容はこちら!


1.中計「原油200ドル」にらむ


2.南アフリカのマンガン鉱山、ポスコ投資へ


3.採用前線、前倒し一段と強まる



>>http://www.terunobu-kinoshita.com/20080422-toushinou.pdf



無事、ベトナム・タイから戻ってきました!詳細は、現地写真と共に、アメーバオフィシャルブログ「テルノブログ」からどうぞ!


>>http://ameblo.jp/terunobu-kinoshita/ 


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■編集後記
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●外国人

現在、語学が堪能な学生が何名かアルバイトをしてくれています。

海外に触れることに興味ある学生といろいろ話をすることは、私も刺激を受けています。

来月以降にも海外には直接訪問する予定が詰まっています。現地を見て、外国に触れながら、世界と関わっていきたいと思います。



ご意見・ご感想はこちらから

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analyst_mail1@yahoo.co.jp


( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )

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■本文テキストはこちらから!
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1.中計「原油200ドル」にらむ


 ●未曾有の原料・燃料高が素材・エネルギー業界を直撃している

 ●クラレは原油価格が1バレル200ドルを前提に中計を策定

 ●200ドル時代到来は、3年後の前提


堅実な経営で知られるクラレが、「原油200ドル時代」を見越した中期計画を策定する。クラレは規模は東レ、帝人に比べれば小さいものの、収益性の高い商品群をそろえ、輝きを出している企業だ。


しかし、クラレにとって原油高はモロにマイナス影響となる。原油高は過去4年間で累積330億円の減益要因となった。さらに100ドル上昇すれば、仮に今と調達量が同じだとして今後約350億円の減益要因となる。


中国やインドなど新興国の成長が続く状況では、今後も資源価格が低くなることはない、という前提のもと、厳しい戦いに挑む姿勢は投資家として好感を覚える。


では、クラレの株価はどうか。業績は好調に推移しているものの、過去5年間の株価チャートからは日経平均株価と同程度のパフォーマンスしか得られていない。


http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3405.t&d=c&k=c3&c=998407.o&t=5y&l=on&z=m&q=l&p=m130,m260,s 


素材産業への投資は、原油高という向かい風の中では投資しづらい。良い会社でも投資タイミングが重要だという典型的な事例だ。



2.南アフリカのマンガン鉱山、ポスコ投資へ


 ●韓国鉄鋼最大手ポスコは南アフリカのマンガン鉱山に2億ドルを投じる

 ●鉄鋼生産の拡大で急騰するマンガンの安定調達を狙う 

 ●国際的コンソーシアムに加わり資源開発するのは初めて


韓国鉄鋼最大手ポスコは、国際的な資源開発コンソーシアムを通じ、南アフリカ共和国のマンガン鉱山に2億ドルを投じる。鉄鋼生産の拡大で急騰するマンガンの安定調達先の確保をめざす。


先日、イ・ミョンバク韓国新大統領の訪日に合わせ、東京帝国ホテルにて「2008韓国投資環境セミナー」が開催された。韓国の経済状況にとどまらず、サムスン、ヒュンダイ、SK、LGなど韓国を代表する企業群の中にポスコも登場した。


ポスコの純利益は約4,000億円規模。日本最大の新日鉄と並ぶ規模だ。さらに、新日鉄は今期減益になるとの業績観測記事が出ているが、ポスコは増益を予想している。セミナーに登場したパク・ギホン常務は、力強い発言をしていた。


しかし、株価はどうか。http://finance.yahoo.com/q/bc?s=PKX&t=1y 過去1年のチャートを見ると、ほぼ半値にまで株価が下落している。ただ、同社が稼ぎだす収益と現在の株価水準は、ほぼ均衡するレベルにまで落ち着いていると考えられる。つまり、昨年前半の株高は、バブル的要素が強かったということになる。


サムスンの会長在宅起訴という問題に揺れる韓国だが、投資対象として魅力が高まってきているように思う。さらなる調査を続けたい。



3.採用前線、前倒し一段と強まる


 ●主要企業による新卒採用活動の「前倒し」が一段と進んでいる

 ●ローソンは、09年春に採用する新卒の1/3を外国人に

 ●いよいよ日本も外国人との共生が必要になる


主要企業による新卒採用活動の「前倒し」が一段と進んでいる。日本経済新聞社の「採用活動に関する緊急アンケート」によると、09年春入社の新卒採用活動で、4月中旬までに事実上の内定である内々定を出した企業は74%にのぼるとのこと。


なかでもローソンは09年春に採用する新卒者のうち3分の1に当たる30人〜50人を外国人とする方針を決めた。今春に比べて3倍以上に増やす。


すでにローソンは今年4月入社の新卒者から外国人正社員の採用を本格化。中国人9人、ベトナム人1人の計10人を採用している。新卒者に占める外国人の割合は約8%だったが、来春はこの比率が27〜38%になる。


私も経営者の大先輩からつい先日「外国人を雇いなさい」と言われたばかりだ。早くから外国人とのつきあい方を知り、マネジメントする方法を知るには、外国人を雇って一緒に仕事をすることがてっとり早い。


独立後、海外との関わりが劇的に増えている。海外との関わりの中で、自分が日本人であることはもちろん、日本という国のアイデンティティにも考えが及ぶようになる。いよいよ日本にも外国人との共生が本格的に始まる。日本だけが世界から独立して生きていけるわけがない。



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◇発行人/編集人  

木下晃伸(きのしたてるのぶ)  (社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員

株式会社きのしたてるのぶ事務所    
     

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