天地人さんのブログ

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日本社宅サービス 2013年6月期 3Q決算発表

続いて、8945 日本社宅サービスの3Q決算発表をチェックします(→リンク)。同時に通期業績予想の上方修正を発表しました(→リンク)。まずは上方修正の内容から。修正前 → 売上;60.6億 営利;2.0億 経利;2.2億 当期純利;1.0億修正後 → 売上;61.1億 営利;4.3億 経利;4.6億 当期純利;2.0億この数字だけ見ると超絶上方修正!営業利益2倍!!なんですけど、修正の理由を見ると、足下の事業が堅調で売上が増加するというのは良いとして、利益面は社内のコスト削減・効率化と人件費・採用費の翌期への繰り越しが理由と説明されており、費用の繰り越しが発生するとすれば来期を見据えると素直に喜べないなという内容です。で、3Qの結果としてはこちら。20133Q    売上;45.1億 営利;2.7億 経利;2.8億 当期純利;1.0億2013通(予想) 売上;61.1億 営利;4.3億 経利;4.6億 当期純利;2.0億20123Q(前年) 売上;44.9億 営利;3.9億  経利;3.8億  当期純利;1.8億売上は前年同期比で0.3%増、営業利益は30.9%減と増収減益。社宅管理事務代行事業における経費増加による営業利益減がそのまま全体にも効いており、増収ながら減益になっています。各事業セグメントの四半期毎の売上、営業利益を追っておきますと・・・、まず①社宅管理事務代行事業は、売上が「7.10億→7.13億→7.61億」、営業利益が「1.00億→0.76億→0.57億」、売上は右肩上がりですが、営業利益は右肩下がり。四半期毎に費用負担が増えているという事である意味分かり易いですね。続いて②施設総合管理事業は、売上が「7.83億→7.99億→7.52億」、営業利益が「-0.03億→0.30億→0.03億」とこちらは四半期毎に若干売上の波があるようです。この業績発表後、数字が良いので一瞬大きく買われましたけど、中身が伴った物ではないのでやっぱり買いは続きませんでしたね・・・。中間期時点で人件費の期ズレが計画比-0.38億円とありますので、その数字と中計の来期計画(売上65.4億、営業利益4.5億)を重ねると、来期の4.5億予想を維持できるかはちょっと微妙かなと思いますが、B/S上とキャッシュフローからは配当を続ける余裕はありそうなので、17円配さえ維持してもらえれば株価が大きく崩れる事はないかなと見ています。なので、当面はこのままホールド継続です。
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