ジョビンさんのブログ
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【株式市場暴落】金融市場が抱えるリスクと今後の展望
正直、今日の株式市場暴落は全く予見できなかった・・・・
たまたま異常に急騰してると思った銘柄(日本電気硝子)が目につき、
空売ってたので助かったが、これは運が良かったに過ぎない。
ニュースで今日の暴落の原因分析をしてたので、今後のため、
今世界で何が起こっているのか、そして今日何が起こったのか
ちょっと頭を整理しておこう。
※視聴したニュース
●NHK ニュースウォッチ9
●テレ朝 報道ステーション
●テレ東 ワールドビジネスサテライト
【投資家が知っておくべき背景とリスク】
世界は金余り ~ 相場が過熱しやすい
アメリカ、日本、EUと、世界各国金融緩和をしており、資金がジャブジャブ。
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金融マネーは世界的にあふれており、今はちょっとでも儲かりそうな所に
資金が殺到する傾向にある。
つまり、実体から乖離して上がりやすく、まあ、バブルが起きやすいということ。
投資家が知っておくべきこと
今の金融市場はバブル&バブル破裂が起きやすい。
実体以上に上がってる場合は急落を警戒すべし(ストップロスは大事)
中国のシャドーバンキング問題 ~ 中国発の金融不安
今、中国では非合法組織が銀行の前で不法に窓口を作り(シャドーバンキング)、
預金者に法外な利回りの信託をセールスし、その集めたお金を国内で投資に回している。
(多分、購入者は高回りの預金と思って預けてるのだろう。実際には元本保証はなく、
取り付け騒ぎが起き始めてるとのこと)
この規模がとても大きく、社会問題化している。
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中国国内の経済成長が減速すると、これらの投資が焦げ付き、不良債権化する。
つまり、サブプライムローンと同じ構図の金融不安を中国は抱えている。
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世界の投資家は、このチャイナリスクをとても危険視している。
投資家が知っておくべきこと
中国の経済減速は、世界的な金融不安を起こす可能性がある。
中国の経済指標に市場は敏感に反応する。
ヘッジファンドの中間決算期
5月の中間決算期末が近く、もともと今は利益確定を呼び込みやすい時期。
【では今日、何が起こったか】
寄り:バーナンキ議長の発言
米連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBのバーナンキ議長は、
金融緩和は継続するものの、
雇用統計指数が改善した場合は国債の購入を減らす旨発言。
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103円超まで円安が進んだものの、アメリカ長期国債の金利が2%を超え、
つられて日本の長期国債が売られ、金利が1%超へ急騰。
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円安を受けて日経平均は上がったが、
金融セクター、不動産銘柄が急落し、不穏な地合い
11:45 中国製造業PMIの発表
市場予測に反して50を下回り、中国経済の減速懸念
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ヘッジファンドは、中国リスクを嫌い、
株式を売って、資金を円に移す動きへ
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株価急落、円高へ揺り戻し
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個人投資家がパニック売り
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売りが売りを呼ぶ状況を生み、後場でさらに加速・・・・。
では、今後の株式市場はどうなる
期待で行き過ぎていた相場が、これからは実体を意識した相場に変わる。
上昇トレンドは変わらないが、しばらくは調整。
(10月から6か月間上昇してきた。経験則から調整は1~2か月か?とのこと)
急落したものの25日移動平均線は上回ってる。
まずはそこを意識する値動きになるが、そこを下回ると調整は長引くかもしれない。
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関連銘柄:
日本電気硝子(5214)
解説ありがとうございます。
要点をまとめて有って解りやすいです。
まぁ、あまり慌てない方が良いと言うことでしょうか。
中国経済の危険性は少し前に、週刊誌で指摘されてましたね。7月頃から危機が顕在化するとか。
当方、現物だけなので、しばらく様子見と致します。