16日のNYはベージュブックも悪く、住宅着工件数も悪かったのに、インテルとJPモルガンの決算がよかったということで大幅上昇。12619.27(+256.80)となった。
予想をうらぎるような見事な陽線である。ただしまだ直近の高値12773まではきていない。この水準は、一目均衡表では、一気に転換線12501を抜け、12599の雲の上限線をわずかに上にぬけたところである。この雲の上が4月当初からの抵抗線になっているので、これをきちんと突破できるかどうかが注目である。RCIはまだ下げているが、MACDは再び上に向きなおした。週足は転換線と基準線の間、月足では気になっていた12440の基準線を上に抜けている。まだ決算が気になり、強弱が対立している感じだが、全体としては少し上に向きつつあるとみえる。
為替相場は102前半までドルが戻している。101.65の転換線を上に抜けてきているが、102.49の直近の高値には届いていない。すぐ上にはくもが立ちこめ、MACDも横ばい、RCIは低下しつつあり、どうもまだトレンド転換まではいたっていないようである。
日経平均は、こうした流れをうけて13398.30円(252.17円高)となった。商いは2兆3500億円とまだ低調だが、一目均衡表では、窓をあけて雲に突入した。ただMACDは頭をふたたび上げているものの、RCIはなお下降中。月足レベルでも雲の中をあげているが、RCIがまだ下降しているのが気になる。ただNYや為替と違って、直近高値を上回っているのが注目される。
総じて、NYは明るくなりつつあるものの、為替はまだ半信半疑。日経平均はちょっと期待だけではじけているのかもしれないが、ちょっと前向きになってきたともいえるかも