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資産を売却して有利子負債を圧縮という戦術
1ドル=101円になりまして円安が進んでおります。円建ての借入がある企業が売上が少ないので、土地などの資産を売却して有利子負債を圧縮するなんてなニュースが入ってますが、これは五年後を見越した上で正しい戦術なんでしょうか?例えば国内の不動産価格が、とりあえず、今現在10億円で、5年後の価格もまぁ同じだとします。でも円安がどんどん進んで、1ドル=200円くらいになったらどうでしょうか?ドル建てで計算すると、今現在100万ドルの土地が50万ドルになってしまう。価値が半分になってしまうということですよ。円安が進むと、土地の価格も下がっていくと言えるから、今のうちに売っちゃおうということ?うーん、でも必ずしも円安になるかどうかは、わからんですよね。うーん、でももっとハイパーなインフレになって1ドル300円とか500円とかになるかもしれません。未来のことは誰にもわかりませんよ。で、同じような戦略は日本国内だけのドメドメな中小企業にも当てはまるのでしょうか?あと利息がどのくらいなのか?返済期間はどのくらいなのか?月々の返済金額と売上金の比率はどうなのか?借入残高と営業利益の比率はどうなのか?そういう個々の数字も見て判断せにゃならんのですよ。あと、5年後どうしたいのか?どうやって売上を作り上げていくのか?マーケティングしていくのか?どんな商品やサービスを展開していくのか?積み重ねて、組み合わせる立体パズルのピースが多すぎで判断できないので、結局は経営陣がエイヤーで決めるのでしょうが、この辺り時代の変化をどう捉えているかで結果がまた違っていくのだろう。これまでの成功体験が邪魔をするような気もするし、「そうするのがあたりまえ」な戦略はもしかしたらアカンかもしれん、
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