ホンダの「CBR400R」
低迷する国内二輪車市場で、スズキやホンダが海外向けモデルの販売に力を入れている。海外生産や部品の共通化によりコストを抑え、若者が購入しやすくすることで「バイク離れ」に歯止めをかける戦略だ。
スズキは昨年7月、中国で生産する排気量250ccのスポーツバイク「GSR250」を日本市場に投入。堂々とした外観と乗りやすさの両立が特徴で、発売4カ月で2千台を売り、計画を大きく上回った。
日本ではメーカー希望小売価格43万8900円とこのクラスでは最安値だが、中国では富裕層が販売対象。購入者の4割以上が10~20代で、初めてバイクを買う人も多いという。