フランスで２３日、同性どうしの結婚などを認める法案が可決されました。これで、同性婚を合法化した国は世界で１４か国となりました。
法案は、同性どうしの結婚と同性のカップルが養子縁組することを認めるもので、２３日、議会の下院に当たる「国民議会」で、反対２２５票に対し賛成３３１票で可決されました。
同性婚の解禁はオランド大統領が去年の大統領選で公約に掲げたものですが、保守派からの反発も強く、１月にパリ中心部で行われた抗議集会には３０万人以上が参加し、最近も賛成する議員に火薬が送られるなどしていました。パリの議会周辺には２３日、４０００人の警察官が動員され特別な警戒態勢が敷かれました。
同性婚を法的に認めるのはニュージーランドに続いて、フランスは１４か国目です。
