昨日の米国株式相場は反発した(DJIA +55.76 @14,606.11, NASDAQ +6.38 @3,224.98)。「次元の異なる金融緩和策」発表を受けて、昨日の日本株全般は大幅上昇し、本日もその流れで続伸したが、ほとんどの銘柄が途中で失速して上ひげを引いた。東証1部では上昇銘柄数が1,288に対して、下落銘柄数は370となった。騰落レシオは122.03%。東証1部の売買代金は何と4兆8633億円まで急増した。2007年8月9日以来の高水準だ。業種別でみると、金融緩和の恩恵を大いに受けるであろう不動産、その他金融、銀行が上位3業種だった。ドル円為替レートが一時97円台を付けたこともあり、輸出関連銘柄の上げも目立った。
TOPIXも日経平均もギャップアップして始まりさらに上昇したが、途中で失速し始め、結局、非常に長い上ひげを引いて終えた。この上ひげの長さと売買代金の膨らみ様を見ると、株式相場は上昇エネルギーを出し尽くし、金融緩和という材料出尽くしもあり、明日以降はさすがに調整するのではないか?株価が非常に高くなり、出来高も急増すると当面の天井が近いというのが経験則だ。
TOPIX +28 @1,066
日経平均 +199円 @12,834円