9日のNYは12527.26(‐49.18)。一目均衡表の雲をぬけずに下降をはじめており、基準線転換線は横ばいであるが、上値は重たそうで、MACDは頭をまるめ、RCIも天井打って下げ始めている。こうした指標からみると、目先は下げ。転換線12454、雲の下限12437をを守れるかどうか、怪しくなっている。週足はまだ下げに転換したとはいえないが、基準線にとどかず、基準線自体も下向き始めており、先行きは微妙というしかない。
ドル円も、現在は100.46まで円高に動いてきており、転換線100.89を割り下降中。RCIも下げ基調、MACDも下降が明確になっているので、基準線の99.90も守るのもかなり苦しそうだ。週足の転換線102.60ももちろん下抜けていて、週足RCIやMACDは底値反転の兆しはあるものの、大きくもどしてはいないので。ドル高円安に突き進むエネルギーはまだ感じられない。
NYも為替もこんな感じなので日経平均がだらだらと下げるのはやむをえない感じである。日経平均の場合は、雲の下限で抑えられて下降を始め、166.59下げて12945.3で13000円台を割り込んだ。転換線12958を下抜けており、日足のMACDもRCIも下降を始めており、目先の下げ基調は明確となっているので、12588の日足基準線あたりが守れるかどうか、注意が必要だ。週足の転換線は12898あたりを走っているが、守れるかどうか苦しそうである。
結局アメリカ経済の実勢悪をみて、当局者の対応の効果がだんだんきれてきているということだろうか。アメリカ経済の悪さをどこらへんまで織り込むのか、いつになったら悪材料がでつくすのか、というところだろうか。