先週末、アメリカの指標が、市場予想の数字に届かなかったことで、ドル安になる。
ダウは、小幅下落となり、日経平均先物は、120円安ほどで、週末の取引を終えた。
しかしながら、週末のドル安は、はたして、アメリカの指標の悪化により、引き起こされたものであろうか。今週の、3月19日と20日には、FOMCがある。これにより、対他通貨で、買われていたドルが、利食いで(つまり、アメリカの指標をきっかけとして)あると考えている。となれば、FOMC後、あるいは、その前後に何らかの動きがあるかもしれない。ただし、円は3月20日より、日銀の暫定新総裁の体制が発足するので、難しい動きになるかもしれないが、円高になれば、売りで、対応したいところである。
ドルが売られた割には、ダウが売られていない、リスク通貨の豪ドルなどの動きを見れば、わかるところであるが、これは、FRBと各国の中央銀行との金融政策会合をにらんでの、レンジ内での動きであることが、明らかであると考えられるのである。
それはさておき、今週は、FOMCのほかに、豪中央銀行の金融政策があり(3月19日)、ポンドは、金融政策議事録がある。指標での動きが、最近は、かなり活発であるので、指標後の、動きがあれば、逆張りでの短期勝負も面白いかもしれない。2009年の為替の動きに、似ているように思える(ウシ象主観)。
おそらく、FOMCの結果は、現状維持であろうから、ドルが再び買い戻される可能性が高いと考えているところである。
株は、割安株を買い、放置しておくことにしているが、下げれば、買い増ししたいところである。
<為替相場>
ドル円 94.20~96.80
ユーロ円 123.20~126.20
ユーロドル 1.2920~1.3150
FOMCがあり、その利食いが出ているのであれば、FOMC前後に動きが生じる。
特に、面白そうなのが、豪ドルである。対ドルで、1.0400であり、1.0150ドルから、急激に値を戻している。豪準備銀行が、政策を、急転換させない限り、ここは、豪ドルの売りが面白そうである(3月19日)。
日本円は、95円前後との発言があり、しばらくは、このあたりでうろちょろではないかと考えている。
<株式相場>
日経平均 12150~12800
どこまで上がるのか、謎である。しばらくは上がりそうである。割安銘柄の値動きを見ており、下げれば、買い増ししようと考えているところである。