生活保護費や児童扶養手当をギャンブルに過度に浪費することを禁じ、浪費を見つけた場合、市民に情報提供を求める兵庫県小野市の条例案は、議員の過半数が賛成する意向で、可決の見通しとなった。各議員への取材で15日、分かった。25日の委員会採決を経て、成立は27日の本会議で最終的に決まる。
15日は、蓬莱務市長や病気欠席の1人を除く15人の議員が集まり、条例案について意見交換。蓬莱市長は「生活保護に無関心だった市民が関心を持つよう意識改革を促す」と意義を強調、情報提供を市民の「責務」としている点は「通報は個人の自由意思で、強制ではない」と述べた。