昨日8日のNYは12576.44。35.99ドル安。ワシントン・ミューチュアルの弱い決算を受け、金融機関の決算への不安が広がっているとのことである。一目均衡表をみると、あまりにもきれいに雲の上限12599でとまっているので感嘆したくなる。上に抜ければ戻りの勢いはますのだが、転換線もまるまりつつあり、MACDも頭打ち、RCIは天井から下げる気配になっていて、やはり上値を追う力は乏しい。週足も転換線は大きく抜けたものの、基準線にはとどいておらずしかも基準線はさげはじめている。もっとも週足遅行線は雲の上限にあり、上限126452あたりが支えになりそうだし、月足基準線も12440付近にありサポートになると思われるので、どんどん下落という状況にもみえない。
ドル円は円高に少しもどして現在は102円台前半。日足RCIは下げ始めておりMACDの頭も丸まり始めていてるので、このあたりで円安の戻りは目先限界ではないだろうか。週足転換線が102.06に走っているので、結局これをめぐる攻防ということもいえるであろう。だが月足週足のRCIは底なり、週足には底値反転の雰囲気もするので、円高が90円へと下落するという可能性も低そうだ。
日経平均は13111.89。138.54円安となった。一目均衡表では日足が雲の下限13611で完全に頭をおさえられ、下降し始めている。日足のMACDの頭もまるまりつつあり、RCIは明確に天井をうって下落を開始。売買高もふくらまず、もちろん雲をぬけていくような迫力エネルギーは感じられない。目先下降を試す局面に再びはいる可能性が高い。だが週足のRCIなどは上昇の兆しがあり、超中期的には底打ちの感じもするところである。日足が下降の波動にはいるのでれば、どのあたりで下げ止まるかというのが注目となる。