
煙霧に覆われてかすむ東京タワー(左奥)=10日午後1時52分、東京・東新橋
南から暖かい空気が流れ込んだ影響で関東地方などでは10日朝から各地で気温が上昇。東京都心で最高気温が25・3度となり、1876年の観測開始以来最も早い夏日となった。午後には一転、強い北風が吹き、空気中のほこりで視界が10キロ未満となる「煙霧」が発生した。
気象庁によると、都心の気温は6月上旬並みとなった。3月に夏日となったのは1941年、97年に続き3度目。
東京都心などで発生した煙霧は、寒冷前線が南下した影響で北風が地表のほこりを巻き上げたのが原因とみられる。
西日本や北陸、東海などでは黄砂も観測された。