化粧品大手ファンケルは8日、店舗で働くすべての契約社員約1100人の賃金体系全体を底上げするベースアップ(ベア)を実施すると発表した。
4月支給分から、月額平均で1万7322円(9・6%)増の大幅賃上げとなる。
政府のデフレ脱却に向けた取り組みを後押しするため、正社員に比べて低く抑えられていた契約社員の給与水準の底上げを図る。勤続年数が短かった店舗従業員を定着させ、サービス向上につなげる狙いもある。
正社員約720人と店舗以外に勤務する契約社員約200人は、ベアの対象外で、定期昇給のみになる見通しという。