日中取引は、イタリア総選挙をめぐる不透明感から、NY市場はリスク回避の動きで買われるも、国内金市場は円高進行となり手じまい売り先行で前日比67円安の4751円で寄り付く。その後、午前中は為替の落ち着きで小幅な値動きであったが、午後に入り再度の円高進行とNY時間外安が重なり、再び売られ結局前日比91円安の4727円で終了。本日発会の2月限終値は4730円。

NY市場は、イタリア総選挙を受け欧州債務問題の先行き懸念が強まり、安全な逃避先として金は買われた。イタリアに関しては現在の財政改革路線が後退を余儀なくされるようであれば、金は欧州不安の再燃懸念に買われやすいが、すぐに蒸し返されるものとも考えにくい。今後は、金融緩和の早期解除観測が広がっている米金融当局の姿勢を見極める動きになると思われる。一方国内金相場は、イタリアの債務危機が再燃する恐れから、安全資産として円が買われたため急落となった。しかし為替相場はなお不安定ながらも、基本的にはこれまでの円安に対する調整の範囲内で円高は収まるのではと思われる。

本日夜間取引時間は、金融市場の動揺により不安定な地合いが続いていると思われ、特に円高進行には十分な注意が必要である。また、本日はバーナンキFRB議長の議会証言が予定されており、その証言内容が注目されている。


夜間取引レンジ 4,659円~4,728円 

中川


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