全国保証の第3Q決算内容を読んで

bonkure01さん

予想どおりの好決算だったので「持越しは正解だった。業績の状況や財務諸表をじっくり読んで色々考える時間がありそうだ」とのんびりしていたら、その後のSTOP高と反落、おまけの日々公表銘柄指定の影響によると思われる出来高の低迷などの心をざわめかせるイベントが続き、とても色々考えるどころではありませんでした。

もっとも、心がざわめいたのはイベントそのものに対してのことではありません。

それにつられて売ったり買ったりとバタついた、自分自身の相も変らぬ未熟さかげんに対してのことです。売ったところまでは大正解だったんですけど、その後がね・・・。

 

さて肝心の決算内容なんですが「好決算で良かった」というのは一旦おいといて、私にとって一番大事な指標のPERを会社発表の数字で計算してみますと、次のようになります。

 

PER=2,710/190.49≒14.23 (株価は2月24日現在)

 

これは割安とは言えないまでも、決して割高という水準ではないと思います。

しかしEPSの190.49というのは、期中平均発行済み株式数を26,331千株とした場合の値であることはきちんと記憶(記録)しておこう、と思っています。

これを現在の発行済み株式総数の33,000千株で計算しなおすと、EPSは151.97となるためPER≒17.83となりますね。この値だと見る人が見れば「割高じゃないか」と言われても仕方ない水準かもしれません。ちなみに第4QのEPS224.78は株式総数約28,249千株で計算されています。

 

もうひとつちなみに、第4Q単体の予測純利益は1,335百万円となっていますが、これは配当金を40円とした場合の配当金総額1,320百万円とほとんどイコールです。

それがどうした・・・と言われちゃうと困るのですが、第4Qでは未払い配当金を計上しなければならないので、純利益が1,320百万円減少するはずなのです(利益剰余金を取り崩すことになります)。

それを見込んでもこんなに純利益があるのかぁ・・・と不思議に思っただけのお話でした。

 

いずれにせよ、次年度以降においては現在の株価を維持するためにだけでも、かなり高い水準の成長率が求められるような気がします。

とあるサイトの理論株価推定値としては、成長率5.5%ちょいで3,000円ちょい・・・というようなことになるそうです。これが3.0〜5.0%くらいだと、どうも2,400〜2,800円くらいが妥当というようなことだそうです。恐ろしいことです。特に2,400円は!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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