金融決算にらみ

週末のNYは小反落だったが、どうやら悪い雇用統計でも、あまり下げなかったことからか、為替相場はドル高円安方向へ動き、102円の後半までドルが買い戻されている。これを受けてか、日経平均も157円あげた。

 だが為替は、102円よりドル安方向は、長いひげをつけており、MACDは上昇しているけれども、上は追って行けていないし、基準線は下向き、RCIも天井をつけていて、このあたりで一服しそう。週足でみても転換線102.06前後でとまっていて、どんどんドル高にいく様子とはみえない。

  日経平均の戻しのほうも日足はやはり雲の下限13535でおさえられている。MACDは上昇しているものの、RCIは天井をうっていて、基準線は下向きであり、週足では転換線をこしてMACDやRCIも底打ちの気配ではあるものの、月足ではまだ雲の中の動きで、上昇力はあまりなさそうだ。

おそらく金融不安の後退とアメリカ経済の実態の悪化の綱引き、というのが現状ではないかと思えるのだが、来週あたりの金融機関の決算で、どちらに転んでいくか、見極める必要がありそうだ。
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