映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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週末の日経平均

1月25日週末の日経平均は、10926.65(+305.78)日足は雲基準線転換の上、ボリンジャーはプラスσの上、週足も雲基準線転換線の上、ボリンジャーは+2σの上。月足は基準線転換線の上で、雲の中。短期中期は上昇基調だが、月足は雲の中なので、一本調子の上げが続くとは思いにくい。中期的には週足のMACDがシグナルを切りそうになっており、また週足ボリンジャーの2σは上昇の極限になる例が多く、一旦天井つけて調整に入ってもおかしくないが、勢いがあるときはオーバーシュートするかもしれない。

ドル円は90.90(+0.57)日足週足とも雲基準線転換線の上、ボリンジャーは+2σ近辺。月足は雲の中。こちらは週足のMACDは上昇しており、月足のMACDはゼロラインをうわ抜けしそうで、いずれも上昇の勢いがある。

日経平均は上昇が続いており、高値トライが続いていたので、そろそろ調整入りかと思われたが、金曜日は予想外に強い動きとなった。ドル円相場が、貿易収支の赤字を受けて円安に進んだことが背景かと思われる。しかし日経平均のチャートでは、月足は雲の中にあり、週足のMACDは頭を丸めており、一本調子で上げ続けるとも思いにくい。そろそろ一旦調整に入るのが順当だろう。とはいえ、ドル円相場の方は、調整の気配があまり感じられないチャートになっており、為替が円安トレンドであれば、それにおされて、調整してもまだ上を目指す余地がありそうだ。

ただし参院選後はどうなるか読めない。安部首相が自民公明体制のままであれ、維新の支持を得て継続するのであれ、政権を担当するのであれば、念願の憲法改正に着手する可能性が高く。そうなれば中国との対立は激化する可能性がある。中国の習近平は、経済的には日本との関係を安定させたがっているようなので、当面は軟着陸できるかもしれないが、中国の経済の減速が続けば、中国国内の社会不安は拡大し、それが、抗日を通じた左派の巻き返しの土壌になる可能性は簡単には消えないだろう。また円安がこのまま続けば、すでにドイツからの批判がでているように、各国との摩擦を引き起こす懸念があり、実体経済の面ではエネルギーの輸入価格を押し上げて悪い物価上昇に陥る危険もなしとしない。
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