日本、景気対策にリスクも ＩＭＦの世界経済見通し

[arama-さん]

国際通貨基金（ＩＭＦ）は２３日、世界経済見通しを改定し、日本の緊急経済対策について「中期の財政戦略が伴わなければ重要なリスクとなる」と警告、景気刺激策による回復は長続きしないとし、財政状況の悪化を懸念した。また、ユーロ圏は今年もマイナス成長が続くと予測した。

　実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率の見通しは、世界全体で２０１３年が３・５％、１４年が４・１％と、０・１ポイント下方修正した。危機を封じ込め金融面での改善が続けば、より高い成長が見込めるとした半面、「見通しよりも下振れするリスクは引き続き大きい」と記した。