昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +80.71 @13,471.22, NASDAQ +15.95 @3,121.76)。これを受けて本日の日本株全般は続伸した。ドル円レートが89円台の円安へ動いたことも好材料となった。東証1部では、上昇銘柄数が1,035に対して、下落銘柄数は530となった。騰落レシオは155.91%へ上昇した。東証1部の売買代金は2兆1137億円へ増大した。
TOPIXも日経平均も続伸したが、どちらもほぼ十字足となったので寄り付き後は売り買いの力が拮抗している。これから窓を空けて下げれば宵の明星となるが、高水準の売買代金を伴って上げているので、当面は大きくは崩れにくそうだ。
TOPIXの予想PERは本日現在17.77倍。この数値の割安・割高を検討してみたい。投資家の期待収益率を5.8%(株式リスクプレミアム5%+10年国債利回り0.8%)、GDP成長率を過去10年と同じようにゼロと仮定すると、理論PERは17.24となり、現在の株価水準はほぼ理論値まで回復したことになる。次に、自民党政権に少し期待して、投資家の期待収益率を5.8%、GDP成長率を1%と仮定すると、理論PERは20.83へ跳ね上がるので、株価はまだまだ上がる余地があるという見方になる。
TOPIX +9 @898
日経平均 +149円 @10,801円