アメリカ財政の崖問題で回避法が成立し、大発会から幸先の良い上昇を見せた東京株式市場。
本日は大幅上昇の反動もあり下落。
しかしトレンドは変わらずと言ったところ。上昇トレンドは以前継続中。
2013年の相場はどうなるかと良く聞かれるが全く分からないと言うのが正直な所(笑)
したり顔で上昇しますと話す経済アナリスト。
しかし皆が思った方向には動かないのがマーケットなのである。
予測と実践は違う。
投資や投機を実践する場合、心理が売買に及ぼす影響は軽視できない。
衆院解散後、大幅な上昇を見せたのは偏に市場参加者の心理が変調を来した証左でもある。
2013年から信用取引制度が大幅に変わる。
短期売買が盛り上がるのは市場の活性化にもつながるし、良いことだろう。
広告などでも良い面ばかりが取り沙汰されるのが目に付く。
しかし、エッジ(優位性)を持たないフィーリング売買で回転売買を行えばあっと言う間に種銭が溶けていくのは自明の理である。
生き馬の目を抜く現在のマーケット。
デイトレードはスイングトレードや中長期投資とは比べものにならないほどゼロサムゲームの色彩が濃い。
モニターの向こう側にいるのはアルゴ売買を駆使したヘッジファンド直属のトレーダーなのだ。
甘い世界ではない。
こういう時期だからこそ長いスパンでのトレードに妙味があると考えていいかも知れない。
マーケットは常に変化するもの。検証と探求を絶やさず、パフォーマンスを向上させて行きたい。