トヨタ、新工場当面見送り 既存工場の効率化優先

arama-さん

 トヨタ自動車は7日、国内外で当面、新たな車両工場の建設を見送る方針を明らかにした。景気後退による需要変動が起きても一定の利益を確保できるよう既存工場の効率化を優先。収益性の改善を図り、中長期の持続的成長を目指す。

 2013年に計画しているタイとインドネシアの新工場を除き、投資を既存工場に振り向ける。新型の生産設備の導入や工程数の削減で生産性を高める。既存工場の稼働率を上げ、グループで1千万台規模の生産台数を確保する。

 トヨタは09年3月期の連結営業損益が大幅な赤字に転落。背景には「台数を追ったから固定費が膨らみ、苦しんだ」(トヨタ幹部)との指摘もある。

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